ちょこっとひとこと

 

2021年3月11日で、東日本大震災からちょうど10年になります。未曽有の災害は、被害だけではなくその後の人々の、行政の、国の在り方にも大きな影響を及ぼしました。東日本大震災について書かれた本は数多くありますが、その一部をご紹介します。
以下にご紹介する本は、点字またはデイジーで製作されたものです。貸し出しご希望の方は、図書館までお問い合わせください。

1.アリガト謝謝

木下 諄一

世界にも類を見ない東日本大震災への義援金200億円。そして、たったひとりの日本人女性が巻き起こした奇跡。「謝謝台湾計画」とは何だったのか? 台湾在住30年の著者が圧倒的取材で綴る。

2.いちご畑をもう一度

森 栄吉

東北最大のいちご産地・宮城県亘理町で40年近くいちごを作り続けてきた著者が、津波ですべてを失い、復興へ向けて挑戦を重ねた1000日間の記録をまとめる。不可能を可能に変えた“奇跡のいちご”の物語。

3.祈りの朝

矢口 敦子

臨月を迎え産休中の高校教師・安優海は、大学研究職の夫の浮気を疑い、夫の職場に向かおうとする。だが、予測不可能な事態が次々に起こり…。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。

4.岩手は今日も釣り日和 −ぶらぶら行ってみるべ−

村田 久

一日一日が、釣り日和――。岩手県在住の著者が、東日本大震災で失ったものの大きさを胸に刻みつつも、川を歩き、山にはいり、魚とやりとりをする日々を綴る。

5.5アンペア生活をやってみた

斎藤 健一郎

力会社がつくる電気に極力頼らない生活をしたい―。東日本大震災をきっかけに、エアコンや電子レンジなど身の回りにあふれる家電製品と決別して始めた節電生活と、創意と工夫で手に入れた豊かで人間らしい生き方を伝える。

6.社長は少しバカがいい

鈴木 喬

社長は少しさぼってるくらいでちょうどいい! 戦後の焼け野原から、バブル崩壊、デフレ、東日本大震災まで、数々の危機を潜り抜けたエステー株式会社の「名物社長」が、「ユニーク経営」の理屈を超えた秘密を明かす。

7.震災裁判傍聴記 −3.11で罪を犯したバカヤローたち−

長嶺 超輝

マスコミが報じなかった大震災の舞台裏とは? 石巻ニセ医者ボランティア、「被災地に帰りたい」詐欺、被災住宅を狙った窃盗団…。東日本大震災や福島第一原発事故に付け込んだ犯罪の被害と実態を、裁判を通して描く。

8.政府は必ず嘘をつく

つつみ みか

東日本大震災以降、政府や東電、大手マスコミの情報は隠ぺいされ、偏った報道がはびこるなど、国民には真実が知らされていない。ジャーナリストの著者が、自らが考え、行動し、真実を見抜く目を持つことの意義を問いかける。

9.ナインデイズ −岩手県災害対策本部の闘い−

河原 れん

東日本大震災発生直後、岩手県庁内に設置された災害対策本部。各救助組織が揃うその中枢部で、医療班の指揮にあたったのはある若き医師だった。通信網が崩壊し、被災者がどこで助けを求めているかわからない。ヘリが足りない。燃料も不足。支援物資も薬も届かない。さらに雪が、余震が、無情に襲いかかる…。「それでも、被災者を救いたい」張りつめた緊張と混乱の中で、時に己の力不足に唇を噛みしめながら、寝食を忘れ奮闘するが――。

10.人を助けるすんごい仕組み −ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか−

西条 剛央

ボランティア経験なしの早稲田大学大学院専任講師が、日本最大級の支援組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」をどうやってつくったのか? 代表をつとめる著者が、人を助ける仕組みと支援の舞台裏をはじめて明かす。

11.前へ! ―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

麻生 幾

ゴーグルが曇る為、マスクを外して原発に放水し続けた自衛隊員。遺体と瓦礫で埋まる道を突き進んだ国交省特殊部隊…。東日本大震災の陰で命を賭けた者たちの記録。『文芸春秋』『週刊文春』掲載を大幅に加筆して単行本化。

12.ラジオ福島の300日

片瀬京子とラジオ福島

放射能への不安をかかえながら、誰に何をどう伝えるべきかに苦悩し奔走したラジオ福島。東日本大震災発生から350時間のCMカット連続生放送を敢行し、県内外、海外へも声を届け、多大な支持を集めた放送局の闘いを記す。






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