地震に備える

 

気象庁によると、統計をとるようになった1923年から2018年の間に、佐賀県を襲った震度5の地震はわずか「3回」だそうです。過去に佐賀県を襲った大きな地震の被害は、2005年 佐賀県西方沖の地震(M7.0)」で死者数:0人 負傷者:15人、2016年 熊本地震(M6.5と7.3)」で全壊数:0棟 半壊数:4棟 死者数:0人 負傷者数:13人でした。佐賀県周辺の海溝で今後起こる確率が高い地震としては、南海トラフ地震があります。30年以内に70%~80%という高い確率で、マグニチュード8~9クラスの大地震が将来発生する可能性があるとのことです。佐賀県は、自然災害が少なく、南海トラフ地震においても、政府の想定では佐賀県の津波被害は九州で唯一ゼロとされています。


【普段から、地震が起こる前に備えていたほうがいいこと】

• 避難訓練に参加し、避難経路や避難場所を確認しておきましょう。

• 災害時は、ブロック塀や木などが倒れ、道路が通れなくなることもあるので、避難経路は複数考えておきましょう。

• 誰と、どうやって避難するかもシミュレーションしておきましょう。

• 避難に支援が必要な場合は、自治体が作成する「避難行動要支援者名簿」に登録しましょう。

• 支援を受ける際に配慮してほしいことを書いた「ヘルプカード」を作成しておきましょう。

• 水や食べ物などを準備しておきましょう。

• 地震で家が壊れないようにしておきましょう。
地震で家が壊れないようにしておくことはとても大切です。特に、1981年(昭和56年)より前に建てられた家は建物の強さが十分ではないかもしれません。家を建てるときのルールが今より厳しくなかったためです。 専門家に調べてもらって、必要があったら建物を強くする工事をしてください。多くの市や町などでは、家を調べたり工事をしたりするときにかかるお金の一部を出しているため、相談してみましょう。

• 本棚などの家具や冷蔵庫、テレビなどが、地震で倒れたり動いたりしないようにしておくことも大切です。家具が倒れて、亡くなったりけがをしたりする危険があるからです。L字金具などを使って家具を壁に固定し、家具が動かないようにしましょう。金具で固定することができない場合は、家具と天井の間に「突っ張り棒」という棒を入れて固定するやり方もあります。

• テレビや家具の下に置いて動きにくくするマットや、窓ガラスなどに貼る飛散防止フィルムも役に立ちます。寝る部屋には、大きな家具を置かないようにすることも大切です。家の中が安全かどうか、もう一度チェックしましょう。

【耳より情報】で、手軽に対策できる防災グッズをご紹介します。
また、同行援護者や通訳介助者などを利用している場合は、災害時の支援をどうするか相談し、決めておきましょう。

• 支援者が不在の場合、どうすれば良いか、家族や周囲の人とも相談しておきましょう。

• 家族と話しあって、災害が起きた時の連絡手段や集合場所などを決めておきましょう。

• 学校、職場、施設など出先で災害があったらどうするか、避難場所や緊急連絡方法などを確認しておきましょう。






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