おすすめの本


1.第160回芥川龍之介賞・直木三十五賞が決定しました。芥川賞は、上田岳弘氏(39)の「ニムロッド」と町屋良平氏(36)の「1R1分34秒」の2作品に決定、直木賞には真藤順丈氏(41)の『宝島』が決まりました。「ニムロッド」は、仮想通貨ビットコインをめぐる人間模様を描いた作品で、選考委員によると、大きな世界観と日常的な出来事をつなげる手際の良さが評価されたという。また、「1R1分34秒」は、21歳のプロボクサーが変わり者のトレーナーとの出会いで変わっていく心境などを描いた作品で、主人公のトレーニングの様子などを徹底して描き込んだ筆の迫力が評価されたという。
直木賞の「宝島」は、戦後のアメリカ軍統治下の沖縄を舞台に、少年少女の青春と革命を
描いた物語。「宝島」のデイジーは完成しておりますが、後は製作中です。どうぞお楽しみに。
  また、今回ノミネートされた作品は以下のとおりです。
芥川賞候補作 1.鴻池留衣「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」2.砂川文次「戦場のレビヤタン」3.高山羽根子「居た場所」4.古市憲寿「平成くん、さようなら」
直木賞候補作 1.今村翔吾「童の神」2.垣根涼介「信長の原理」3.深緑野分「ベルリンは晴れているか」4.森見登美彦「熱帯」です。

2.最近、若い人をはじめ短歌や俳句が見直されているようです。作り方、味わい方のノウハウ本をご紹介します。いずれも点字・デイジーでご利用できます。他にもたくさんありますので、お問い合わせ下さい。
1. 超辛口先生の赤ペン俳句教室 夏井いつき著
2. 夏井いつきの超カンタン!俳句塾 才能アリ!俳句の作り方。 夏井いつき著
3. 短歌俳句同時入門 馬場あき子、黒田杏子 監修
4. 短歌カンタービレ はじめての短歌レッスン 尾崎左永子著
5. 今日から始める現代川柳入門  杉山 昌善著

3.平成も残すところ後2カ月となりました。寂しい気持ちにもなりますが、新しい元号と共に扉が開かれます。テレビのクイズ番組Qさま!!で出題されていた、歴史のプロが選んだ「新時代に伝えたい昭和・平成のスゴイ日本の偉人ベスト20」からお伝えします。いずれも関連本が点字・デイジーでご利用できます。興味がある方は点字図書館までお問い合わせ下さい。

第1位 司馬遼太郎(1923年〜1996年)歴史小説を数多く執筆、作品の総発行部数は2億冊以上。

第2位:高橋是清(1854年〜1936年)特許や商標など日本の産業財産権制度の生みの親と言われる。旧唐津藩の洋学校耐恒寮で英語を教え、数多くの人材を輩出。

第3位:松下幸之助(1894年〜1989年)経営の神様、たった一代で大電器産業を築き上げ国民生活を改善。

第4位:市川房枝(1893年〜1981年)婦人運動家、女性参政権を獲得。

第5位:円谷英二(1901年〜1970年)「ウルトラマン」の生みの親。

第6位:杉原千畝(1900年〜1986年)「命のビザ」でユダヤ人救済。

第7位:吉田茂(1878年〜1967年)サンフランシスコ講和条約を調印。

第8位:南方熊楠(1867年〜1941年)歩く百科事典、ネイチャー誌に51本の論文が掲載(歴代最多)。

第9位:北里柴三郎(1853年〜1931年)日本細菌学の父、伝染病に苦しむ多くの人々を救った。

第10位:鈴木貫太郎(1868年〜1948年)終戦時の総理大臣、命がけで日本を終戦に導いた。

第11位:黒澤明(1910年〜1998年)日本映画界の巨匠。

第12位:手塚治虫(1928年〜1989年)マンガ界の巨匠。

第13位:安藤百福(1910年〜2007年)10月スタートの朝ドラ「まんぷく」のモデル、インスタントラーメンの発明が世界の食文化に革命を起こした。

第14位:田中角栄(1918年〜1993年)日中国交正常化を達成。

第15位:宮崎駿(1941年〜)「日本のアニメ」を世界に広めた。

第16位:王貞治(1940年〜)選手・監督で野球界をけん引。

第17位:羽生善治(1970年〜)初の「永世七冠」を達成。

第18位:白洲次郎(1902年〜1985年)吉田茂の右腕、終戦時占領された日本でマッカーサーと堂々と渡り合った。

第19位:嘉納治五郎(1860年〜1938年)柔道の父、たとえ体が小さくても技術で大男を倒せる「柔道」を広めた。

第20位:本田宗一郎(1906年〜1991年)「世界のホンダ」を創った男、1958年に発売されたスーパーカブは世界での累計生産台数が1億台を突破。

 


 

 

←もどる