おすすめの本


この号が発行される頃には大会は終了しているかもしれませんが、ラグビーワールドカップが日本で開催されています。アジア圏では初めての開催、日本代表の快進撃などもあり、予想以上の盛り上がりを見せています。連日の試合中継や報道などで、様子を耳にした方も多いのではないでしょうか。
今回は、ラグビーをテーマにした本をご紹介します。小説・ノンフィクション・半生記など、様々なジャンルの本があります。ラグビーを好きになった方も、ちょっと興味がある方も、ぜひワールドカップを思い返しながらお楽しみください。

 

1.明日にトライ! −リーチ・マイケル物語−

ひろはた えりこ

ラグビーのメッカであるニュージーランド出身のマイケルは、どうやって日本代表のキャプテンになったのか。ラグビーとの出会いから、来日のいきさつ、日本の高校・大学生活まで明かした、リーチ・マイケルのライフストーリー。

2.インビクタス 負けざる者たち

ジョン・カーリン

1995年、ラグビーワールドカップ。南アフリカチーム、奇跡の優勝の陰にはネルソン・マンデラがいた。彼の真の目的は…。マンデラの協力を得たジャーナリストによるノンフィクション。2010年2月公開映画の原作。

3.釜石の夢 −被災地でワールドカップを
 Rord to 2019−

大友 信彦

東日本大震災の被災地・釜石が、2019年ラグビーワールドカップの開催地のひとつとなった。ワールドカップ招致に向かって立ち上がったラガーマンと、地元開催に町の未来を見る市民を赤裸々に描くノンフィクション。

4.静かなるホイッスル

柴谷 晋

レフリーの笛は聞こえない。意思疎通は手話が頼り。そんな聾者・難聴者だけのラグビーチームが、世界大会に挑む! 彼らの不思議な交錯の軌跡を、自らも難聴ラガーマンの著者が追う。静謐な情熱が心に響くノンフィクション。

5.スクール・ウォーズ −落ちこぼれ軍団の奇跡−

馬場 信浩

「落ちこぼれ」と呼ばれ、「ツッパリ」と疎んじられていた生徒たちが、高校ラグビーで日本一になった! 監督のひたむきな情熱と手腕が、荒涼した学園の若者たちに目的を与え、計りしれないエネルギーを引き出した。これは、教科書だけでは解決できない教育の原点を、スポーツを通して問い直した、注目のドキュメントである。

6.セブンズ!

五十嵐 貴久

岩手県釜崎市で7人制女子ラグビーチームの監督を務める奥寺浩子は、国体の優勝を目指し、チーム強化に奔走していた。個性豊かなメンバーが集まるも、寄せ集めチームには何かが足りなくて…。『文芸カドカワ』連載を単行本化。

7.ノーサイド・ゲーム

池井戸 潤

大手自動車メーカーのエリート社員・君嶋は工場の総務部長に左遷され、ラグビー部のゼネラルマネージャーを兼務することに。ラグビーの知識も経験もない君嶋が、お荷物社会人ラグビーチームの再建に挑む。TBSドラマの原作。

8.不動の魂 −桜の15番ラグビーと歩む−

五郎丸 歩

逆境に遭っても、焦ることなく、力むことなく、揺るがぬ心でクールに乗り越え、次のステージへ歩んでいく。「日本のフルバック」五郎丸歩が、少年時代から日本代表最多得点記録更新まで、ラグビー人生を語る。

9.不惑のスクラム

安藤 祐介

河川敷で丸川が遭遇した、40歳以上の選手たちによる草ラグビー。そこには、年代もバラバラな大人たちの、泥まみれの姿があった。楕円のボールでつながった絆を頼りに、丸川は己の人生を見つめ直していく。

10.友情 −平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」−

山中 伸弥、平尾 誠二、平尾 惠子

告げられた余命は3カ月。生還か、永遠の別れか―。大人の男たちが挑んだ極限の闘い。2016年に53歳で亡くなった平尾誠二の「最後の1年間」を、闘病生活を支えた山中伸弥と平尾夫人が語る。『週刊現代』の対談も収録。

 


 

 

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