センター通信

ちょこっとひとこと

今回新入図書だよりでご紹介している当館製作のデイジー図書、植木理恵著「幸運を引き寄せる行動心理学入門」によると、嫌なことや辛いことがあった時は人に話を聞いてもらうより、紙に書きだした方が心の整理がつき、気持ちが楽になるそうです。またストレス解消には、コーヒーを飲んだり散歩をするよりも読書がいいらしく、6分でリラックス効果が得られるそうです。

読書というと、好きなシリーズ、好みの作家を見つけると宝物を探し当てたような気持ちになります。その宝探しの方法のひとつに、アンソロジーから見つけるというのはいかがですか。アンソロジーとは、あるテーマで複数の作家の作品を載せた作品集です。

いくつかご紹介しますが、サピエ図書館には沢山ありますので、センターの方にお問い合わせ下さい。

  1. 悪意の迷路」 短編作品を厳選した、ミステリーが堪能できるアンソロジー。芦沢央、歌野晶午、大沢在昌他。
  2. 明智光秀」 明智光秀の謎に満ちた前半生はいかなるものだったのか。なぜ謀反を起こし、信長を葬り去ったのか。そして本能寺の変後は…。菊池寛、新田次郎、山田風太郎ら豪華作家陣の想像力が炸裂する歴史小説アンソロジー。

3.「あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選」過食に走った美人の姉とその姉に対して歪んだ優越感を覚える妹の姿を描いた小池         真理子著「贅肉」他5編。

4.「命」日本と世界の文豪による名短篇を、漢字1文字の趣に合わせて1冊に編んだアンソロジー。シュトルム「レナ・ヴィース」、オー・ヘンリ「最後の一葉」他。点訳図書はなし。

5.「いのちを守る 医療時代小説傑作選」病と闘い、人を癒やす。江戸の医者たちを題材にした、傑作短編集! 藤沢周平、山本一力他

6.「淫惑 特選官能アンソロジー」

7.「エドガー賞全集」アメリカ探偵作家クラブが授与する「エドガー賞」の中から、最優秀短編賞に輝いたミステリー作品。点訳図書はなし。

8.「江戸三百年を読む」百万都市「江戸」はどのように生まれ、泰平の世に何が起こったのか。江戸三百年を時代小説で味わうアンソロジ-。縄田一男、柴田錬三郎他。点訳図書はなし。