センター通信

ちょこっとひとこと

 2023年1月から始まるNHK大河ドラマのタイトルは「どうする家康」です。主人公の家康を演じるのは嵐の松本潤さんです。家康の生涯を、いま、最も期待される脚本家のひとり、古沢良太さんが新たな視点で描く大河ドラマだそうです。大河ドラマにちなんで、サピエ図書館にある家康に関する図書をご紹介いたします。貸出希望の方は、当センターまでお問い合わせください。

10タイトルです。書名・著者名・内容の順にご紹介します。

1.信長と家康 -戦国物語- 山本周五郎著

 山本周五郎は二人の天下人をいかに見つめていたのか?「信長編」四篇と「家康編」四篇から立ちのぼるその姿とは。傑作戦国短編集。山本周五郎は、二人の天下人をいかに見つめていたのか? 多くの時代小説を書き残した山本周五郎だが、その作風からけっして戦国武将を正面から描くことをしなかった。  ここに集めた、八篇は信長、家康に仕えた家臣達の物語だ。しかし、その背景に確かに存在する二人の天下人への眼差し。 「信長編」の四篇と「家康編」の四篇から立ちのぼるその姿とは!?

2.家康の遠き道 岩井三四二著

 家康は悩んでいた-手に入れた天下を死後もどう無事に守り、保ちつづけるのか。戦国を勝ち抜いた〈怪物〉が辿り着いたこたえとは。戦国武将の心を赤裸々に暴く。

3.徳川家康 -逃げて、堪えて、天下を盗る- 岳真也著

 負けて逃げて、負けて逃げての繰り返し…。なぜ、かような男が乱世を制することができたのか。忍従を強いられた壮年期から、大勝負に打って出た晩年まで、家康の秘められた胸中を独白体で描き切った歴史長編。

4.家康、江戸を建てる 門井慶喜著

 豊臣秀吉が徳川家康に要求した国替えの真意は、低湿地の土地と豊饒な所領の交換であった。家臣団が激怒する中、なぜか家康は要求を受け入れ…。ピンチをチャンスに変えた天下人の挑戦を描く。

5.もしも徳川家康が総理大臣になったら -ビジネス小説- 眞邊明人著

 コロナを収束させ、信頼を取り戻せ! 2020年、AIとホログラム技術で復活した偉人たちで構成された徳川内閣に課せられたミッション。果たして最強内閣は、日本を救えるのか? 教養溢れる新感覚エンターテインメント。

6.家康 1~6 安部龍太郎著

 今川義元の元で人質として過ごしていた松平元康。桶狭間の戦いで義元が織田信長に討たれると、その混乱に乗じて岡崎城へ入城し今川氏と決別。名を徳川家康と改め、版図を広げていくが…。

7.戦国日本と大航海時代 -秀吉・家康・政宗の外交戦略- 平川新著

 日本はなぜ「世界最強」スペインの植民地にならなかったのか? 秀吉の朝鮮出兵、鎖国へ急転した家康、遣欧使節を送った政宗の狙い…。史料を通じて、戦国日本とヨーロッパ列強による駆け引きを描きだし、数々の謎を解明する。

8.天下 -家康伝- (上)・(下) 火坂雅志著

信玄・謙信のような軍略の才も、信長の突破力も、秀吉の人間的魅力も持ち合わせていない戦国武将が、なぜ天下人になれたのか。戦国乱世を終らせた武将・家康の実像を描く。

9.家康謀殺 伊東潤著

 信長、秀吉、家康ら、天下人が仕掛ける情報戦。翻弄された男たちの悲運とは。桶狭間合戦から大坂の陣までを鮮烈に描いた戦国小説集。表題作をはじめ全6篇を収録。

10.将軍家康の女影武者 近衛竜春著

 商家の女番頭としての機転を買われ、徳川家に奉公することになった卯乃。さらに持ち前の胆力と戦況を読む力から、影武者を命じられ、関ケ原、大坂冬之陣、夏之陣で家康の身替わりとなり参陣し…。実在の側室の生涯を描く。