センター通信

ごあいさつ

オリンピックの記憶

 点字図書館利用者及びボランティア、ならびに点字図書館を支えていただいております皆さまには、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 年末あたりまではコロナの感染者も落ち着いており、このまま徐々に行動範囲を広げられれば……などと考えておりましたが、やはりそう簡単にはいかず、年明けから感染者が増え始めました。1月半ばの現在、佐賀でも連日二桁の感染者が発表されています。今後、状況によっては活動や来館の自粛をお願いするかもしれません。

何度も繰り返して疲労感もありますが、何とか気合を入れ直し、対策をしていきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

 この通信が皆様のお手元に届く頃には、北京オリンピック・パラリンピックも開幕しているかもしれません。一年間に二回も同じ話をするのは恐縮ですが、こんなことも中々ありませんので、少し書いていきたいと思います。

私の記憶の中で一番古い冬季オリンピックは、長野五輪です。それ以前から覚えていてもおかしくないはずなのですが、あまり記憶にないのは、時差の関係等で競技映像をあまり見なかったからかもしれません。長野の時は、自国開催でしたから、当然朝から晩まで競技や選手の特集映像などがテレビで流れており、その分記憶にも残ったのでしょう。

その後、大学の卒業を待つ時期にトリノオリンピックをよく見ました。時差があって真夜中の放送が多かったのですが、授業もほぼない4年生でしたので、夜更かしして見ていた記憶があります。実は、学生寮のテレビがNHKしか綺麗に映らない、という事情もあったりしたのですが……。

最近では、スキーやスケートだけでなく、スノーボードやカーリングなど、気になる競技も増えていますし、パラリンピックの競技の放映も以前より多くなりました。外出も自重している時期でしょうし、東京オリンピックと同様、テレビ観戦で応援したいと思います。

 今年度もいよいよあと二ヶ月となりました。引っ越しのスケジュールなども具体的になりつつあります。3月にはサピエの停止期間などもあり、その間貸出停止ということで、また皆様にご迷惑をおかけいたしますが、新しい建物でお迎えできるようにしっかりと準備したいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

佐賀県立点字図書館
館長 田中 真理