センター通信

ちょこっとひとこと

 

公益社団法人読書推進運動協議会から発行されているリーフレットからおすすめの図書を10タイトル紹介します。「敬老の日 読書のすすめ 心ゆたかに生涯読書」と「若い人に贈る読書のすすめ」というリーフレットからです。書名・著者名・内容の順にご紹介します。ご紹介している図書は点字版とデイジー版どちらもあります。

  • 臨床の砦 夏川 草介 著

この戦、負けますね-。「神様のカルテ」著者によるドキュメント小説。命がけでコロナに立ち向かった小さな病院の知られざる物語を描き出す。

 

2.スマホ脳 アンデシュ・ハンセン著

 平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。

3.じい散歩 藤野 千夜著 

明石家は夫婦あわせてもうすぐ180歳。3人の息子は全員独身で…。家族の可笑しみ、さりげない優しさを描き出した、現代家族小説。

4.在宅ひとり死のススメ 上野 千鶴子著

おひとりさまでも、認知症でも大丈夫。大好きな自宅で、自分らしい幸せな最期を迎えるための準備と心構えを伝える。「おひとりさまの最期」を支える医療・介護・看取りの最前線も紹介する。

 

5.うちの父が運転をやめません 垣谷 美雨著

高齢者ドライバーの事故を伝えるテレビニュースを見た雅志は、父親も78歳になることに気づく。不安になって、父親に運転をやめるよう説得を試みるが…。親の運転をきっかけに家族が新たな一歩を踏み出す、心温まる家族小説。

6.ハリネズミは月を見上げる あさの あつこ著 

口下手で不器用で、相手の顔色を窺ってばかりいる女子高生。ある事件をきっかけにした出会いが、世界の色を変えていく…。少女の成長と旅立ちを描く、青春小説。

 

7.死ぬんじゃねーぞ!!-いじめられている君はゼッタイ悪くないー 中川 翔子著

あなたの命はあなたのもの。誰にも奪うことはできない-。中学のころにいじめがきっかけで不登校になった中川翔子が、“死にたかった夜”の先に見つけた気持ちを言葉と漫画で綴る。

8. 「空気」を読んでも従わない -生き苦しさからラクになるー 鴻上 尚史著

 どうしてこんなに人の頼みを断るのが苦しいのか。どうしてこんなに周りの目が気になるのか。どうしてこんなにラインやメールが気になるのか…。鴻上尚史が、「生き苦しさ」のヒミツと「生きやすく」なる方法を伝える。

9.カルピスをつくった男三島海雲 山川 徹著

 行商で訪れたモンゴル高原で遊牧民から乳製品を振る舞われた三島海雲は、その未知なる味に心が躍った…。乳酸菌飲料カルピスの産みの親の生涯を辿る。

 

10.思い出が消えないうちに 川口 俊和著

 「ばかやろう」が言えなかった娘、「幸せか?」と聞けなかった芸人、「ごめん」が言えなかった妹、「好きだ」と言えなかった青年…。不思議な喫茶店で過去に戻る4人の物語。「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ。