センター通信
新入図書だより
※貸出期限は4週間です。新刊は貸出希望が集中しますので、お早めにご返却お願いします。
点字図書
書名・著者名・巻数・製作館・内容の順にご紹介します。製作館名のない点訳者名のみの図書は、当センターが製作した図書です。
今号のご紹介は、19タイトルです。
哲学
1. 超訳禅の言葉 ―生きるのがラクになるヒントの宝庫― 武山廣道監修 ひらたせつこ文
全2巻 小松 三和子点訳
「一期一会」「挨拶」など日常的に使われる禅のことばは、生き方がラクになるヒントの宝庫。禅語の心を毎日の生活に活かせるよう、禅語の解釈そのままではなく、日常的な言葉やシーンを切り取ってその心の一端を伝える。
歴史
2. 母と餡パンと学童疎開 青木民男著 全3巻 伊東 久美子点訳
なつかしき戦前大阪船場の映像。高校時代、僕のバイオリン入門。テレビ局ドラマづくりひとすじ
の出会い。そして再びバイオリン。奏でる人生の旅。
社会科学
3. 人はなぜ、愛するわが子を虐待するのか ―児童虐待が繰り返される本当の原因を探る―
大岡啓二著 全2巻 吉村 智香子点訳
「子育ては親の責任」という常識に押しつぶされることで、虐待が生まれるベースができてしまうのではないか? 仲間で助け合っていた太古の生活形態から子育てを探り、ワンオペ育児があたりまえになった現代の矛盾を紐解く。
4. もうすぐ死に逝く私からいまを生きる君たちへ ―夜回り先生いのちの講演― 水谷修著
全2巻 小栗 玲子点訳
君たちは生きて、生きて、生き抜いて、君たちのいのちを、次のいのちへとつなぐのです。生きていてくれて、ありがとう。いいもんだよ。生きるって。66歳になった「夜回り先生」が、子どもたちに「いのちの尊さ」を語る。
技術
5. 死んでも床にモノを置かない。 ―片づけ・掃除上手がやっている「絶対やらない」ことのルール― 須藤昌子著 全2巻 秀島 万智子点訳
棚数はむやみに増やさない、できるだけ似た服は買わない、クローゼットは満タンにしない、「掃除機だけ」はしない…。やらないことを決めるだけ。部屋が整う「やらないルール」を紹介する。
産業
6. テレビの重罪 和田秀樹著 全3巻 山下 トモ美点訳
画一的でわかりやすい「正義」の垂れ流しで社会から多様性を奪い、国民の健康や生活を損ね、知性を奪う洗脳メディア、テレビ。精神科医が、テレビが犯してきた重き罪を明らかにする。木村盛世との対談も収録。
芸術
7. カトリーヌ・ドヌーヴの言葉 ―永久不滅のフレンチスタイル― 山口路子著 全2巻 池田 さえ子点訳
「恋愛においては、経験はけっして役に立たない」「自分が飽きてしまうことが一番怖い」…。フランス映画界の至宝、カトリーヌ・ドヌーヴ。美、恋愛、人生、仕事に関する彼女の言葉を通して、その魅力を紹介する。
8. まるごとバナナが、食べきれない 大久保佳代子著 全2巻 杉山 千津子点訳
家族、恋愛、友情、仕事、そして一人で生きること…。オアシズ・大久保佳代子の半世紀、特に人生の分岐点であった40代を、食の思い出を通してユーモラスに描いたエッセイ集。
言語
9. 漢字が日本語になるまで ―音読み・訓読みはなぜ生まれたのか?― 円満字二郎著 全2巻 小島 肇点訳
漢字はタイムカプセル! 「魔法の剣」って何て読む? 「飛び箱」と「跳び箱」、どっちが正しい? 音読みと訓読みから、同音異義語、二字熟語まで、漢字がかかえる“たいへんさ”を掘り下げ、漢字と日本語の歴史にせまる。
文学
10. 紀勢本線殺人事件 ―十津川警部クラシックス― 西村京太郎著 全4巻 日吉 照彦点訳
額に無惨な×印が刻まれた女性の死体が東京と南紀で見つかった。2人は年齢もイニシャルも一緒。さらに南紀で発見された3人目の犠牲者も同じだった。南紀へと向かった十津川警部の元に第4の殺人予告が届き…。
11. 今日を運ぶ 麻海晶著 全3巻 納冨 さつき点訳
3.11東日本大震災、首都圏には帰宅困難者が溢れた。都営地下鉄は全線運転再開を決定するが、大江戸線霞町駅には発車できない電車1403Tが停車中で…。駅員、運転士、保線員ら闘う「地下鉄女子」の友情と葛藤を描く。
12. 交差点に眠る 赤川次郎著 全5巻 常森 郁子点訳
廃屋で撃ち殺された男女を偶然目撃した不良少女・悠季は、13年後、ファッションデザイナーとして成功していた。ところがショーの前夜、人生2度目の射殺現場に遭遇してしまう。正義感の強い悠季は事件の真相を探る!
13. 夕照 熊福厚嗣著 全2巻 石河 光子点訳
古希を迎える耕平は、半世紀ぶりに玄界灘を望む故郷を訪れた。思い出の丘で呼び覚まされたのは、遠い過去の記憶だった。昔気質な農村社会で運命の糸に翻弄された母と子のドラマ、そして、憎しみと慈しみを抱えて歩む男の葛藤と悲哀……。読む者に郷愁を呼び起こす、団塊の世代必読の一作。
14. 立川生志のニュース落語 立川生志著 全3巻 松尾 みどり点訳
酒持ち込み営業継続、柔道ブラジル選手の右胸に「家族」の文字、アベノマスク8千万枚在庫配布へ…。2021年4月~12月にRKBラジオ「立川生志金サイト」で放送した時事落語をまとめる。
15. 言葉のおもちゃ箱 ―伊奈かっぺい綴り方教室― 伊奈かっぺい著 全3巻
岸野 清美点訳
「たまらんなあ…気分も貯金も」 コロナ禍の鬱屈さえ笑いに変える。世の中の動きにつかず離れず何をどこまで笑えるかをテーマにした、伊奈かっぺいの言葉遊び。
16. 猫を棄てる ―父親について語るとき― 村上春樹著 全1巻 内藤 久美子点訳
時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある。中国での戦争経験を持つ父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。初めて自らのルーツを綴ったノンフィクション。
17.ああ面白かったと言って死にたい 佐藤愛子著 全2巻 馬渡 陽子点訳
人間すべて老いれば孤独寂寥に耐えねばならないのである。それをしっかり耐えることが人生の総仕上げなのだ-。過去の著作から選んだ箴言を、老い、死、人生、幸福、性、家庭教育、夫婦などに分けて紹介する。
18. 好きに生きても大丈夫 ―いつも人に気を遣ってばかりで自分を見失ってしまったあなたへ― ユンジョンウン著 簗田順子訳 全2巻 中島 のぞみ点訳
あるがままの自分を愛し、好きに生きてみよう。自分のために思いっきり喜んでみる、泣きたいときに泣ける秘密の場所を持つ、体の声に耳を傾けるなど、自由と自分らしさを少しずつ取り戻す方法を紹介する。
19. 彷徨(さまよ)える艦隊 ―旗艦ドーントレス― ジャック・キャンベル著 月岡小穂訳
全6巻 小島 肇点訳
救命ポッドの冷凍睡眠から目覚めたギアリー大佐は愕然とした。なんと救出されるまでに百年がたっていたのだ。しかも、わが身を犠牲にして味方を脱出させた軍神にまつりあげられている始末。そんな彼に与えられた任務は、艦隊を司令長官として無事に故郷へと連れ戻すことだった! 周囲を埋め尽くす強大な敵艦隊を前に、はたして彼がとった驚くべき奇策とは……!?
デイジー図書
書名・著者名・時間・製作館・内容の順にご紹介します。製作館名のない音訳者名のみの図書は、当センターが製作した図書です。
今号のご紹介は、9タイトルです。
自然科学
1. コロナワクチンが危険な理由 ―免疫学者の警告― 荒川央著 9時間31分 小宮 祐子音訳
コロナワクチンは治験が済んでおらず、「緊急使用」や「特例」で承認されたもの。イタリア在住の分子生物学者・免疫学者が、データと解析からコロナワクチンの危険性を論証する。
芸術
2.SHO-TIME ―大谷翔平メジャー120年の歴史を変えた男― ジェフ・フレッチャー著
タカ大丸訳 11時間14分 中山 幸子音訳
ショウヘイの本質は、野球そのものと試合を可能な限り楽しもうとする姿勢にある-。全米が驚嘆した大谷の凄さと秘密を、1460日間密着した番記者が徹底解明する。
3.今日もお稽古日和 はな著 4時間39分 筧 弘子音訳
茶の湯の稽古を始めて6年になるモデルのはなが、日々の稽古の様子やその時々の気付き、感銘を受けた茶人たちのふるまい、稽古を通じて感じた日本人の想いや感性、日本文化の奥深さを綴る。隅研吾との対談も収録。
文学
4.廻船問屋の中ぼんさん ―明治~昭和初期の大阪・商家の物語 時代に翻弄された商家のドラマー 上念素子著 4時間47分 山口 久美子音訳
廻船問屋を営む大阪商人の家に生まれ、「中ぼんさん」と呼ばれていた祖父を持つ著者が、廻船
問屋一家を通して、明治の終わりから大正、昭和にかけての時代の変動と大阪の栄枯盛衰を、実
話をまじえながら描く。
5.京都骨董ふしぎ夜話 2 獅子ししゃも著 6時間9分 古賀 和子音訳
桃枝骨董店の使用人・天草は、境内で光り輝くおきつね様に遭遇する。一方、大学生になった光
に初恋の予感!? 思いがけない出来事の連続に落ち着かない天草のもとへ、光が“鬼”の気配
をまとった鹿のブローチを持ち込み…。
6.超法規捜査 突撃警部3 南英男著 9時間13分 西川 澄子音訳
三浦半島の海岸でシングルマザーが男たちに拉致され、居合わせた突撃警部の真崎も行方を追
うが、被害者は絞殺体で発見された。勤務先でのトラブルが原因か、別れた不倫相手の犯行か。
事件の背後に現代の悪の縮図が浮上し…。
7.退き口 隠密鑑定秘禄① 上田秀人著 6時間32分 外尾 里子音訳
十一代将軍家斉は、綱吉公が編纂を命じた、諸大名の人事考課表を発見した。盤石の政治体制を築くため、家斉は綱吉に倣うことを決意する。恐るべき密命を下されたのは小人目付、射貫大伍。命を懸けた隠密調査が始まった!
8.覇王のギヤマン 秘闘秘録新三郎&魁 4 中谷航太郎著 8時間17分 江崎 順子音訳
吉宗暗殺を阻止し、忍者残党を根絶やしにした新三郎と魁。一方、江戸では信長、秀吉をも惑わせたという神器を巡り、盗賊団が暗躍していた。やがて陰謀は吉宗を狙う巨大な渦となり、新三郎と魁を巻き込んでいき…。
9.百花 川村元気著 9時間33分 大坪 幸音訳
認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。ふたりには忘れることのできない“事件”があった。息子の泉は封印された過去に手を伸ばし…。現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。