センター通信
文学賞受賞作品
1.2024年下半期芥川賞 受賞作 「サンショウウオの四十九日」 朝比奈秋著
デイジー図書あり、点字図書製作中
私のすぐ隣にいる、もう一人のわたし。医師としての経験と想像力で、二人で一つの身体を生きる姉妹の人生と命の普遍を描く。
2.2024年下半期芥川賞 受賞作 「バリ山行」 松永K三蔵著
デイジー図書あり・点字図書製作中
会社の登山部で活動するようになった男。同僚が、あえてルートから外れる危険で難易度の高い「バリ山行」をしていると知り…。
3.2024年下半期直木賞 受賞作 「ツミデミック」 一穂ミチ著 デイジー図書・点字図書あり
夜の街で客引きのバイトをしている青年。ある日、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗る女が現れ…。
4.2024年吉川英治文学賞 受賞作 「悪逆」 黒川博行著 デイジー図書製作中、点字図書あり
過払い金マフィア、マルチの親玉、カルトの宗務総長。社会に巣食う悪党が次々と殺害される。警察捜査を巧みに撹乱する男の目的とは。凶悪な知能犯による強盗殺人を追う王道の警察小説。
5.2023年司馬遼太郎賞 受賞作 「沈黙の勇者たち」 岡 典子著 デイジー図書・点字図書あり
収容所送りを逃れて潜伏したユダヤ人のうち、約半数の5000人が生きて終戦を迎えられたのはなぜか。反ナチ抵抗組織だけでなく、娼婦や農場主といった無名のドイツ市民による救援活動の驚くべき実態を描き出す。
6.2023年度本屋が選ぶ時代小説大賞 受賞作 「まいまいつぶろ」 村木嵐著 デイジー図書・
点字図書あり
暗愚と疎まれた将軍の、比類なき深謀遠慮に迫る。口が回らず誰にも言葉が届かない、歩いた後には尿を引きずった跡が残り、その姿から「まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ馬鹿にされた君主。第九代将軍・徳川家重。