センター通信
ちょこっとひとこと
2025年1月から始まる NHK 大河ドラマのタイトルは「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺」です。主人公の蔦屋重三郎を演じるのは横浜流星さん。
天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期。喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見いだし、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽”を世に送り出した“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯が描かれます。
大河ドラマにちなんで、サピエ図書館にある蔦屋重三郎に関する図書を5タイトルご紹介いたします。 貸出希望の方は、あいさがまでご連絡ください。
1.うかれ十郎兵衛 吉森大祐著
蔦重の最高傑作「東洲斎写楽」はなぜ一瞬にして消えたのか? 喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴……鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師たち。江戸の精華として誰もが知る彼らの人生の栄光と悲哀を描いた連作短編集。
2.江戸の出版王 ―蔦屋重三郎事件帖 1― 鈴木英治著
江戸の出版王・蔦屋重三郎のもう一つの顔とは? 人気戯作者の喜三二は佐竹家江戸詰の刀番。佐竹家上屋敷で家臣が殺され、遺体の傍には一枚の絵が投げ出されていた。喜三二は蔦屋にその絵を見せ、知恵を借りようとするが…。
3.稀代の本屋 蔦屋重三郎 増田晶文著
「蔦屋が、本の値打ちを変えてみせます!」 山東京伝、歌麿、写楽、十返舎一九…。きらめく才能を見つけ育てて世に送り出し、江戸を、日本を変えた。稀代の本屋・蔦屋重三郎の波乱に満ちた生涯を描く時代小説。
4.蔦重の教え 車浮代著
55歳、依願退職願いを強要された人生がけっぷちのサラリーマン、武村竹男がタイムスリップした先で出会ったのは、 「写楽」や「歌麿」を生み育てた江戸時代の超やり手プロデューサー、蔦屋重三郎(蔦重)だった。時代の寵児となる画家たちと親交を重ねながら、商売と人としての生き方の極意を学んでいく、時空を超えたビジネス実用エンタテインメント小説。
5.蔦屋でござる 井川香四郎著
老中松平定信の暗い時代、下々を苦しめる奴は許せぬと「蔦重」こと蔦屋重三郎が、喜多川歌麿、山東京伝、滝沢馬琴ら「狂歌連」の仲間とともに頑固なまでの正義を貫く! はつらつとした町人人情小説。