センター通信

新入図書だより

 ※貸出期限は4週間です。新刊は貸出希望が集中しますので、お早めにご返却お願いします。

点字図書

書名・著者名・巻数・製作館・内容の順にご紹介します。製作館名のない点訳者名のみの図書は、当センターが製作した図書です。今号のご紹介は、15タイトルです。

総記

1.アタマが1分でやわらかくなるすごい雑学 ―毎日のすきま時間が楽しみになる、厳選291ネタ!― 坪内忠太著 全3巻 岩本惠子点訳

飲み屋のちょうちんは、なぜ赤色か? 「元の木阿弥」の「木阿弥」ってなんのこと…? 日常的に使っている言葉や、普段何気なく目にしているもの、生き物、植物から人体のふしぎまで、291の雑学ネタを紹介する。

哲学

2.人生がうまくいく引き寄せの法則  植西聡著 全2巻 岩井祥子点訳

 身の周りに起きている出来事は、すべて自分が引き寄せている。「いいことを引き寄せる能力を高めて幸せになろう! シンプルで、実行すると楽しくなる「引き寄せの法則」をわかりやすく紹介する。

歴史

3.京都不案内 森まゆみ著  全4巻  伊東久美子点訳

市民運動のやり過ぎから免疫低下でがんになった。治療の後、体にいいことをするため京都へときどき転地。京都を暮らすように旅したエッセイ。インタビューも収録。

社会科学

4. 児童福祉法 e-Gov法令検索 全6巻 日本点字図書館

  児童の健全な育成、児童の福祉の保障とその積極的増進を基本精神とする総合的法律。令和4年6月15日改正。

5.こども基本法 こども家庭庁設置法 児童手当法 e-Gov法令検索 全2巻 日本点字図書館

  令和4年6月22日公布の「こども基本法」、令和4年12月16日改正の「こども家庭庁設置法」、令和4年6月17日改正の「児童手当法」を収録。

自然科学

6.固有名詞が出てこなくなったら認知症の始まりですか? ―脳寿命を延ばす10の方法― 

  和田秀樹著  全2巻  原壽惠点訳

40歳を過ぎると人の名前などの固有名詞が出てこなくなる。これは認知症の始まりなのか? 歳をとってから若い人に尊敬される頭の持ち主になるには? 40代から80代まで、元気な脳でいられる秘訣を教える。

7.食品のカラクリ 別冊宝島編集部編 全2巻 松枝トシエ点訳

誰もが口にする身近な食べ物の意外な真実と、食品業界の裏側。本書は安全な食への提言書とは異なるが、知られざる「食のカラクリ」を明かすことで、消費者にとって重要な「知る」ということの手がかりの一端を担う。

技術・工学

8.電子レンジでミートクッキング すこやか食生活協会 全1巻 すこやか食生活協会

お肉の豆知識について3編、牛肉・豚肉を使った料理14品のレシピを紹介。カード1枚ごとに料理1品の材料と作り方を説明。

芸術

9.日本の童謡・唱歌をいつくしむ ―歌詞に宿る日本人の心― 高橋こうじ著 全3巻  日本点字図書館

よく知られた童謡、唱歌、わらべ歌の中から、200余りの言葉を取り上げ、意味や由来、歌の中での役割などをわかりやすく解説する。

文学

10.人殺しの血 草凪優著 全3巻 内川美和子点訳 

父親の罪への畏怖と嘲りが高柳政文を蝕んだ。東京でキャバクラの経営者としてのし上がった高柳は、素朴で可憐なパン屋の娘充希と心通わすように。だが、結婚を約束し、幸せの絶頂にあるふたりを、覆面の男たちが襲撃し…。官能小説。

11. 佐野洋子 人と物 4   佐野洋子著  全1巻 松尾みどり点訳

大ベストセラー絵本「100万回生きたねこ」の作者であり、名エッセイストでもあった佐野洋子の代表作『ふつうがえらい』を含む4冊から10編のエッセイと、日々の記録写真、手離せなかった「くらしの形見」などを収録。

12. 新編尻尾のある星座 村田喜代子著 全3巻 岸野清美点訳

犬たちとの思い出は、遥かな星のように消えることはない-。共に暮らした犬たちとの日々を振り返り、生きること、愛すること、そして死ぬことの不思議を見つめたエッセイ。新たにルビイに関わるエッセイを収録した新編集版。

13.ひらめき小五郎―江戸城の女狐― 藤村与一郎著 全4巻 山口節子点訳

公儀学問所の教授をつとめる伊能小五郎は、幕府の筆記試験を特等で合格した稀代の天才。そんな小五郎のもとへ、幼馴染みの腐れ縁、剛次郎が難事件を持ち込み…。金も権力もないが、謎解きだけは超一流。天才学者の捕物帖開幕!

14.時の錘り。 須永紀子著 全1巻 日本点字図書館

鳥に導かれて、もうひとつの世界を生きる。記憶は時の錘りとなり、私たちを光のあるほうへ誘う。20編を収録した詩集。

15.六本木芳熟夫人 南里征典著 全4巻 梅﨑由紀子点訳

偶然の過ちで美貌の資産家夫人・春宮綸子は会計士・塔上将一郎に抱かれてしまう。身体に潜んでいた欲望に火をつけられ、綸子は愛欲の深みにはまってゆくが、それは彼女が鍵を握る莫大な隠し財産を狙って仕掛けられた罠だった。次々と綸子を襲う性の饗宴。長編官能サスペンス。官能小説。

児童点字図書

書名・著者名・巻数・製作館・内容の順にご紹介します。今号のご紹介は、5タイトルです。

歴史

1.「慰安婦」問題ってなんだろう? ―あなたと考えたい戦争で傷つけられた女性たちのこと―

   梁澄子著 全3巻 日本ライトハウス

性暴力のない、戦争のない、誰も犠牲にならない社会を目指して。

日韓の政治問題のように語られてしまうことの多い「慰安婦」問題を、戦争で傷つけられた女性たちのこととして見つめ直し、問題の本質を知る。

言語

2. どうぶつ英語フレーズ大集合! 河本望著 全2巻 日本ライトハウス

動物が出て来る英語のことわざ・熟語・慣用句をイラストとともに紹介する。身近につかわれていることばを取り上げ、その語源や由来、いつごろからつかわれているかなどを解説。

文学

3.アイドルが好き! イノウエ ミホコ著 全2巻 日本ライトハウス

 中学2年生のタマキは、K-POPの人気アイドル“ノベバ”の熱狂的なファン。K-POPアイドルに一切関心はないが気のあう友人の桜子やSNS上でのヲタ仲間ユマと、楽しい学生生活を送っていた。タマキはノベバの住んでいる韓国に行きたいと、学校の夏休み語学留学プログラムに、両親を説得して参加する。考え方や性別、個性のちがう3人の中学生が、「好きという気持ち」「言葉」で、他者、そして世界とつながっていく物語。

4.れんこちゃんのさがしもの 戸森しるこ著 全1巻 日本ライトハウス

お料理好きのれお君が、ある日、包丁で煮物用のれんこんを切ったら、あらびっくり! 輪切りのれんこんが「れんこちゃんよ」と話し出し、煮物になりたくないとキッチンを飛び出した。なぜ、れんこんの煮物以外になりたいのか。 れんこちゃんとれお君の、奇想天外な自分探しの旅がはじまる。

5.お江戸豆吉 3 -風雷きんとん- 桐生環著 全2巻 日本ライトハウス

おつかい中に豆吉がスリにあい、いつものごとく若旦那が激怒!犯人はどうやら子どものようで、豆吉は3日間猶予をもらい、犯人を自分で探し出すことに。お江戸豆吉シリーズ第3弾。

デイジー図書

書名・著者名・時間・製作館・内容の順にご紹介します。製作館名のない音訳者名のみの図書は、当センターが製作した図書です。今号のご紹介は、20タイトルです。

哲学

1. 人生を言いなりで生きるな 永松茂久著 4時間3分 日本点字図書館

周囲に合わせすぎてしまう、言いたい事をうまく伝えられない…。相手に合わせる「いい人」はもうやめよう。他人の言いなりから抜け出す生き方を伝える。 

歴史

2.さが維新前夜  佐賀新聞社編  10時間2分  江﨑順子音訳

幕末、第10代藩主鍋島直正が時代に先駆けて活躍した佐賀藩だけでなく、支藩や唐津藩の動き、当時の産業や出来事などもたどりながら、佐賀の歴史を見つめる。インタビューも収録。『佐賀新聞』連載を書籍化。

3. 古代中国の日常生活 ―24の仕事と生活でたどる1日― 荘奕傑著 小林朋則訳 10時間5分 日本点字図書館

古代中国・漢の時代。ある一日を医者・墓泥棒・産婆など24人の市民の目線でたどると、日常の生活が見えてくる。研究成果を元に、人々の暮らしを描く。

社会科学

4.実家じまい終わらせました! ―大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方―  松本明子著  6時間13分  宮本弘子音訳

突然の相続、予想外の出費に慌てないために。実家の始末を先延ばしにし、大赤字を出した松本明子が自身の体験を語るとともに、3人の専門家に「空き家になった実家の後始末」「家財や遺品の整理」「墓じまい」について聞く。

5. アサーティブ・コミュニケーション 戸田久実著 5時間10分 日本点字図書館

 互いの立場や主張を大切にした自己主張・表現である「アサーティブ・コミュニケーション」。その考え方や実践法を解説する。ケース別の対応例も収録。

6.つながるための言葉 ―「伝わらない」は当たり前― 6時間42分 日本点字図書館 

第一印象を決める始まりの言葉、恋愛の言葉、世界を良くする言葉…。人と「つながるための言葉」を「ひとことで言い表す」方法を具体的に解説する。

7.終活!―送る人送られる人もホッと満足できる本― 後閑愛実著 5時間14分 日本点字図書館

幸せな最期を迎えるために本人と家族がすべきことなど、「最高の終活」をするための方法を看護師が解説。終活に失敗した人たちからの学びも収録する。

  

自然科学

8.未来の科学者たちへ 大隅良典、永田和宏共著 7時間49分 日本点字図書館

2人の研究者が、「役に立つかどうか」の指標が入り込む風潮に警鐘を鳴らし、新たな価値観を提示。この世の理を見出す科学研究の魅力と楽しさを伝える。

9.寝ても覚めてもアザラシ救助隊 岡崎雅子著 6時間53分 日本点字図書館 

幼い頃に出会ったぬいぐるみによりアザラシの虜となった著者。アザラシの保護施設で働く彼女が、保護活動や、アザラシが抱える問題などを綴るエッセイ。  

10.薬膳・漢方の毒出し食材大全 薬日本堂監修 7時間26分 日本点字図書館

野菜、きのこ、海藻、果物、調味料…。手軽に手に入り、気になる体質や不調の改善を助けてくれる「毒出し食材」184種を、漢方の考え方で選んで解説。

11.素晴らしき哉、80代 ―87歳現役医師が綴る後半生の心構え― 帯津良一著  3時間51分 筧 弘子音訳

早朝の時間は執筆活動と気功、日中は病院で診療、そして毎日の晩酌を欠かさない! 「60代より70代、70代より80代はもっと楽しい」と語る帯津先生が、元気の秘訣と、健康・老い・死への考え方を余すところなく伝える。

産業

12.しょぼい喫茶店の本 池田達也著 4時間7分 前田佳子音訳

東京・新井薬師に実在する「しょぼい喫茶店」という名前の喫茶店。就職活動に失敗した著者が、その店を作るまでと、作ってからを綴った実話。イラストも掲載する。

13.世界ではじめて人と話した犬ステラ クリスティーナ・ハンガー著 岩崎晋也訳 10時間 日本点字図書館

自閉症児とコミュニケーションデバイスで会話してきた言語聴覚士は、子犬にそれが応用できないかと考え…。世界で初めて人間と話した犬との日々を綴る。

言語 

14.ことばと算数 ―その間違いにはワケがある― 広瀬友紀著 4時間12分 日本点字図書館

算数の問題を解いていて、混乱するのは子どもだけとは限らない。言語学者が、小学生の算数の宿題やテストの間違いから、ことばと算数の関係にせまる。

文学

15.シン・養生論 五木寛之著 2時間58分 中山幸子音訳

あす死ぬとわかっていてもするのが養生。「歩行は10本の足指をフルに使って」「誤嚥を防ぐ嚥下のコツ」「ボケの始まりは“見る、聞く、触る”の遮断から」など、90歳の壁を越えた作家が今も実践する健康法を紹介する。

16.神楽坂つきみ茶屋 ―禁断の盃と絶品江戸レシピ―  斎藤千輪著 6時間49分 石丸久美子音訳

両親の遺した割烹を幼馴染の翔太とワインバーへ改装しようと夢見る剣士。だがある晩、代々伝わる“禁断の盃”で酒を飲んだ翔太が豹変し、はるか昔の料理を作りだすように! なんと江戸時代の料理人・玄の魂が憑いたらしく…。 

17.一教授はみえるんです [2] ―京の都は開運大吉!― 柊坂明日子著 7時間4分 西川澄子音訳

この世ならざるモノが「みえる」大学教授の凛子は、教え子の実家トラブルを知り、彼女の家に祀られたお稲荷様を伏見稲荷の山に返すべく動き始めるが…。「みえる」力を発揮して、京都の街を陰から救いまくる! 全3話収録。

18.ライオンのおやつ 小川糸著 8時間17分 大坪幸音訳

若くして余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことを決めた。穏やかな景色の中、本当にしたかったことを考える雫。ホスピスでは毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があって…。 

19.私たちが記したもの チョ・ナムジュ著 小山内園子、すんみ訳 7時間29分 佐々木光子音訳

チョ・ナムジュが、女性たちの直面する「今」を描く短編集。介護施設にいる姉を見舞う妹の思いを描く「梅の木の下」、父の家出をユーモラスに描く「家出」、コロナ禍での小学生の恋を描いた「初恋2020」など全7編を収録。

20.私の彼女と女友達 チョ・ウリ著  カン・バンファ訳 5時間31分  佐々木光子音訳

5年間同棲している私の彼女には4人の親友がいる。みんな私に会いたがるけど、私は誰にも会ったことがない…。表題作をはじめ、クィア・労働・女性問題など、今を生きる女性たちをリアルに、時に爽やかに描いた全8編を収録。