センター通信
ちょこっとひとこと
2026年新春から始まるＮＨＫ大河ドラマのタイトルは「豊臣兄弟！」です。
貧しい足軽の家に生まれた木下小一郎（後の豊臣秀長）が、異父兄 木下藤吉郎（後の天下人となる豊臣秀吉）を支え続け、強い絆で天下統一を成し遂げる兄弟の物語を描いています。
ドラマの脚本の執筆者は脚本家の八津弘幸さん。主人公 豊臣秀長役を俳優の仲野太賀さん、豊臣秀吉役を池松壮亮さん、秀長の幼馴染の直役を白石聖さん、豊臣秀長の妻 慶役を吉岡里帆さん、豊臣秀長・秀吉兄弟の母 なか（大政所）役を坂井真紀さん、主君 織田信長役を小栗旬さん、信長の妹 お市役を宮﨑あおいさん、お市の娘で豊臣秀吉の側室 茶々（淀殿）役を乃木坂46の井上和さん、徳川家康役を松下洸平さん、明智光秀役を要潤さん等、豪華キャストが演じます。
ドラマにちなみ、豊臣家に纏わる歴史上の人物が登場する図書10タイトルをご紹介いたします。点字図書・デイジー図書どちらも所蔵がございます。貸出ご希望の方は、あいさがまでご連絡ください。
1．豊臣秀長 －ある補佐役の生涯－ 上巻・下巻 堺屋 太一著
兄 秀吉を「天下人」にした男。世に名将、名参謀といわれる人物は数多いが、名補佐役は極めて少ない。日本史上もっとも有能な補佐役でありながら、これまでほとんど知られることのなかった人物・豊臣秀長に初めてスポットを当てた歴史巨編。
2．志 ―豊臣秀長伝― 福永 英樹著
長い乱世に終わりを告げた矢先に、朝鮮出兵を目論む秀吉。欲望のまま権力をふるうその姿を見た秀長は、死の床から遺言を残す。兄、秀吉を殺してでも、真に平和な世を築くために。豊臣秀長の生涯を描く歴史小説。
3．豊臣秀吉 山岡 荘八著 講談社
国盗りに成功し、天下をとった豊臣秀吉の波乱の生涯を描く大長編小説。
点字図書は、『豊臣秀吉 第1巻～第8巻』 1987年出版の作品を点訳した図書の所蔵がございます。デイジー図書は、『豊臣秀吉 －異本太閤記－ 第1巻～第6巻』1973年出版の作品を音訳した図書の所蔵がございます。図書のタイトル名と巻数が異なりますが、どちらも山岡荘八著の講談社から出版されている作品です。
4．太閤暗殺 岡田 秀文著
豊臣秀次側近の命を受け、太閤秀吉の首を狙う石川五右衛門。迎え撃つ石田三成、前田玄以に秘策はあるのか？ 本格「時代」ミステリー。第５回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
5．姫君の賦 －千姫流流－ 玉岡 かおる著
幼くして豊臣秀頼のもとへ嫁いだ徳川家康の孫娘、千姫。だが、大坂城は落城。再婚した本多忠刻の愛に包まれて、穏やかな日々を送るが…。時代に翻弄され、いわれなき悪名を浴びながらも凛として生きた千姫の生涯を描く。
6.おね 上・下巻 田渕 久美子 著
加藤清正、福島正則ら多くの戦国武将に母と慕われ、秀吉を助け、天下一の女性となった北政所おね。唯一の武器は、知略でも武力でもなく相手の心に寄り添える共感力だった。ＮＨＫ大河ドラマ「篤姫」や「江 姫たちの戦国」の脚本家による渾身の大河ロマン小説。
- 波上の舟 －京極竜子の生涯－ 野村 昭子著
気高いまでの姿態。つつしみと慈愛の挙措。深奥に秘めた軍師の智略。身を捨てて名門京極家を再興した女の戦い。お市、北政所ねね、利家の妻お松、淀君。女人から描く戦国裏絵巻。 - 花々の系譜 －浅井三姉妹物語－ 畑 裕子著
戦乱の世に気高く咲いた花々。信長の妹お市と浅井長政の娘たち、茶々、初、小督は、秀吉や家康、三成らと絡みながら歴史を彩ってゆく。浅井三姉妹の波乱万丈な人生を、二女・初の目線で追った近江戦国物語。 - 落ちた花は西へ奔れ 岡田 秀文著
大坂城落城ののちに、真田大助らとともに西へ落ちる豊臣秀頼。家康の奸智と薩摩の意地が、関ケ原の遺恨を甦らせる！ 陰謀渦巻く慶長の乱世を、手に汗握る活劇で描いた時代小説。 - 天秀尼の生涯 －豊臣家最後の姫－ 三池 純正著
慶長20年5月、大坂城落城。豊臣家は滅亡したかに思われたが、実は7歳の泰姫が落ち延びていた。東慶寺で寺法を守り抜き、女性の人権を守った先駆者・天秀尼（泰姫）の知られざる数奇な生涯を描く。