センター通信

センター長あいさつ

南の島の


佐賀県立 視覚障害者情報・交流センター
センター長 田中 真理

 

 

 「あい さが」利用者及びボランティア、ならびに「あい さが」を支えていただいております皆さまには、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 日中の暑さは相変わらずですが、朝晩はやや涼しい風が吹くようになってきました。とはいえ、先日行った沖縄ではとても9月とは思えないような日差しで、屋外で5分ほど地図を見ているだけでも靴の先がかなり熱くなっていました。佐賀も暑いと思っていましたが、さすがに沖縄は段違い。向こうで9月はまだまだ夏ですね。三日間滞在しましたが、毎日ブルーシールアイスを食べました!
なぜ沖縄かというと、毎年行われている九州視覚障害者情報提供施設大会の今年の開催地が沖縄県だったからです。この大会は九州の情報提供施設の協議会が主催し、情報提供施設(点字図書館)の職員とボランティアを顕彰し、製作資料の質の向上を目指して研修を行い、一堂に会して他施設の職員やボランティアと交流を深めるために行われています。開催地は九州内での持ち回りで、10年ほどで順番が回ってきます。つまり、前回の沖縄大会は10年前でした。
10年振りの沖縄! ……というわけではなく、実は今年の5月にもバスケットボールの試合を観に沖縄には行ったのですが、やはり魅力度ランキングトップ3の観光大県、何度行こうとも毎回満点を超える楽しさで、「また行こう!」と思えます。5月に同行した友人などは初沖縄がよほど楽しかったのか、老後に沖縄に移住しようかな、などと言い出しました。たった一回の旅行で移住まで考えさせるとは、恐るべし沖縄県。魅力ありすぎです。えっと、大会の話ですね。物理的な距離が遠いので、参加者数は例年の大会より若干少なくなりますが、その分アットホームな会場で、講師の先生も関西の方でしたので、お話も上手で和やかな研修となりました。式典では顕彰を受けたボランティアの代表挨拶がありましたが、挨拶された沖縄県の音訳ボランティアの方は、沖縄在住とは信じられないほどしっかりとした共通アクセントでお話になられ、感服いたしました。沖縄に限らず、地方の音訳ボランティアはこの共通アクセントの習得がとにかく大変と聞きます。いつもお会いするボランティアさんの努力と苦労を想像し、改めて感謝と尊敬の念を持つ機会となりました。
 さて、三日間沖縄におりましたので、すきま時間は全部使って観光してきました。那覇市立壺屋焼物博物館、国際通り、奥武山公園沖宮、そして沖縄県立博物館。毎日一万歩歩いたので足は(筋肉痛で)死にましたが、とても楽しかったです! 県立博物館は4時間半かかっても常設展が精いっぱいで、コレクション展は断念しました。展示が盛りだくさんすぎて……くそう無念。というか美ら海うみ水族館にも琉球村にも今帰仁城跡にも中城にも行けなかったんですよ! これはまた行くしかありませんよね(え?)私なんぞが語り切れないほど魅力有り余る沖縄、料理も美味しいです。涼しい時期は比較的リーズナブルになるそうですので、皆様もぜひ足を運んでみてください。来月には、「あい さが あすなろフェスタ」の開催を予定しております。利用者の皆様にはまた詳細のお知らせをお送りしますので、是非ご参加ください。お待ちしております。