新入図書だより

【点字図書】

書名

著者名

巻数

製作

哲学

1.浄土真宗とは何か

小山 聡子

佐賀県立点字図書館

池田 さえ子

日本最大の仏教宗派、浄土真宗。平安時代の浄土信仰や、密教呪術とのつながりにも目を向け、親鸞の教えと、
それがどのように広まったのかを、豊富な史料とエピソードに基づき描きだす。


歴史

2.チェリー・イングラム ―日本の桜を救ったイギリス人―

阿部 菜穂子

日本点字図書館

大英帝国末期、園芸家が日本で目にしたのは多種多様な桜が消えようとする姿だった。イギリス人「桜守」の生涯を描く。
第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。


社会科学

3.介護施設で死ぬということ ―生活支援の場のターミナルケア―

高口 光子

日本点字図書館

親の生き方・死に方を子どもが選ぶときがくる。介護施設でのターミナルケアの実際を紹介し、
終末期の入居者と家族を通して親の看取り方を考える。


自然科学

4.がん治療の95%は間違い

近藤 誠

佐賀県立点字図書館

池田 ゆかり

「近藤誠セカンドオピニオン外来」での相談者とのやりとりをリアルに再現。がん治療業界の卑劣さ、
恐ろしさが手に取るようにわかり、がんについての正しい知識と治療法が身につく一冊。


文学

5.ある島の可能性

ミシェル・ウエルベック著

中村 佳子訳

佐賀県立点字図書館

池田 さえ子

快楽の果ての絶望に陥ったダニエルは、〈永遠の生〉を謳うカルト教団に接近する。2千年後、旧人類がほぼ絶滅し、
ユーモアと性愛の失われた孤独な世界で、彼のクローンは平穏な毎日を生き続ける…。〈新しい人類〉の物語。

6.居酒屋兆治

山口 瞳

佐賀県立点字図書館

竹井 純子

モツ焼き屋「兆治」を営む藤野伝吉は、かつての恋人で、資産家と一緒になった、さよの転落を耳にする。
だが妻との生活の中で何もできない自分と振り払えない思いに挟まれ…。1983年公開映画、1992年放送ドラマの原作。

7.かちがらす ―幕末を読みきった男―

植松 三十里

佐賀県立点字図書館

友の会

佐賀藩主・鍋島直正は、日本を欧米列強の従属国にさせないために、反射炉の建設、大砲の製造、
蒸気船の建造などの事業にいどんだ。その軍事力は、幕府側と倒幕派双方から求められ…。『佐賀新聞』連載を加筆し単行本化。

8.99歳からあなたへ ―いつまでも変わらない大切なこと―

吉沢 久子

佐賀県立点字図書館

小栗 玲子

最も頼りになる財産は人生を切り開く力、日記をつけると自分のことがよくわかってくる、思考力がつく読書習慣を始める…。
これからを生きる人に向けて、日々の生活の過ごし方や考え方を紹介する。

9.キラリと、おしゃれ ―キッチンガーデンのある暮らし―

津端 英子

津端 修一

佐賀県立点字図書館

岩男 啓子

野菜を育て、機を織り、季節とともにていねいに暮らす素敵な夫婦の、明日へとつながるメッセージ。
本物志向の食生活、手づくりのライフスタイルを日々細やかに送る夫婦の実践から、大地に根を下ろした豊かな暮らしを伝える。

10.ホームレスワールドカップ

藤田 健

佐賀県立点字図書館

納冨 さつき

成瀬は元会社員のホームレス。雑誌の記事でホームレスのサッカーワールドカップがあることを知った成瀬は、
都会の公園に集うホームレス仲間とともに大会に挑む!

11.道草ハヤテ

米村 圭伍

佐賀県立点字図書館

中尾 美穂子

折笠藩の若藩主・三代川正春を救けて、親友となった元・野生児のハヤテは、正春の弟、イケメン僧侶の徳念と、
江戸から一路ふるさと折笠藩へ。頼れる相棒、はぐれ狼の尾ナシにも恋の季節が訪れて、てんやわんやの珍道中は続く!

12.夢洗ひ

恩田 侑布子

日本点字図書館

現実と夢幻の間に立ち上がる世界を言葉の雫で鮮やかに描き出す。
2008年夏から2016年春までの発表句より297句を収録した著者の第四句集。

13.わたしの日付変更線

ジェフリー・アングルス

日本点字図書館

二つの言語を身の内に持った者だけが至れる境地―。二つの言語を行き来する気鋭のアメリカ人詩人による日本語詩集。
第68回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。

14.ONE PIECE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜

尾田 栄一郎

浜崎 達也

佐賀県立点字図書館

松枝 トシエ

海賊王を目指す少年ルフィとその仲間たちの冒険の物語を描いた、尾田栄一郎原作の「ワンピース」劇場版第9弾! 
サウザンド・サニー号でグランドラインを突っ走るルフィ海賊団。そんな中、ナミが原因不明の高熱で倒れてしまう。
船医のいないルフィ達が辿り着いたのは医療大国といわれるドラム王国だった。ルフィは意を決してナミを背負い、医者を探すが…。

 

 

【デイジー図書】

書名

著者名

時間

製作

哲学

1.あの世のこと ―死の意味といのちの輝き―

鈴木 秀子

4時間

佐賀県立点字図書館

秋吉 美代子

臨死体験をしたシスターが、死は歓喜と至福に満ちた偉大な体験であることを語るとともに、「死はなぜ起こるのか」について考察。
先に逝った愛する人が平安へと導いてくれた事例なども紹介する。僧侶・草薙竜瞬との対談も収録。


歴史

2.佐賀県の山 ―分県登山ガイド40―

内田 益充

五十嵐 賢

林田 正道

林田 勝子

池田 浩伸

9時間16分

佐賀県立点字図書館

中山 幸子

筧 弘子

江崎 順子

佐賀県内の主要都市を起点に、アクセスを含めて初・中級クラスの登山者が無理なく歩ける43の登山コースを紹介。
コースの歩行時間・距離、累積標高差、技術度、体力度、登山適期、写真、地図など、役立つ情報が満載。

3.ひとり歩き

マイク・モラスキー

6時間24分

佐賀県立点字図書館

右近 康恵

人や町、脇道に酒場、電車、飛行機、バス、タクシー…。長年、日本で暮らすアメリカ人大学教授が、日本、
アメリカ、中国、韓国、台湾で見比べた、それぞれの“間”にあふれる“違い”のおもしろさを綴る。


社会科学

4.大学生のためのメンタルヘルスガイド ―悩む人、助けたい人、知りたい人へ―

松本 俊彦

8時間49分

日本ライトハウス

対人関係、貧困、セックス、自傷、摂食障害、自殺念慮、各種依存(アルコール、ギャンブル、ネット)など、
大学生が直面しやすいメンタルヘルスの問題について、それぞれの分野を代表する専門家がやさしく解説する。


芸術・スポーツ

5.パラスポーツルールブック 

―パラリンピックを楽しもう―

陶山 哲夫

6時間34分

日本ライトハウス

陸上競技、競泳、馬術、5人制サッカー、アルペンスキー、バイアスロン…。パラリンピックを100倍楽しめるよう、
障がい者スポーツのルールやクラス分けを、イラストとともに紹介します。


言語

6.人生を変える「声」の力

山崎 広子

6時間18分

佐賀県立点字図書館

古賀 三枝子

NHKテキスト人生を変える「声」の力。ラジオ第2放送 2017年4月〜6月 日曜日。


文学

7.江戸川乱歩パノラマ島奇談

江戸川 乱歩

5時間

NHK厚生文化事業団

「パノラマ島奇談」(昭和2年)、「陰獣」(昭和3年)、「孤島の鬼」(昭和4年)の3作は乱歩ミステリーの傑作として高い評価を受けているが、最も夢とロマンの香りに満ちた中篇「パノラマ島奇談」を紹介。
全20回分放送された番組を1枚のCDに収録。

8.季節はずれのきりたんぽ

ラジオ文芸館

小川 糸

42分

NHK厚生文化事業団

クリスマスのごちそうには必ず「きりたんぽ」を食べていた秋田出身の父。そんな父が、病気であっというまに亡くなってしまった。
初夏とも言える暑さの中で、母は四十九日の法要に「きりたんぽを作る」という。母は父を思い出しながら丁寧に鍋を作るが、その味はなんと雑巾のようにひどいものだった。
「もう作れなくなっちゃった」と泣き出しそうな母。家族の思い出の「きりたんぽ」はもう作れないのか…。
“何気ない日常に幸せはある”ことを感じさせる、家族と食の物語。

9.黒面の狐

三津田 信三

16時間42分

佐賀県立点字図書館

西川 澄子

戦後まもない北九州の炭鉱(ヤマ)で起きた、不可解な連続怪死事件。現場に現れた黒面の狐は、人なのか、
人にあらざるものなのか。屈強な男たちの心を疑いと恐怖が蝕んでいく。真相を知るのはただ、ヤマの神と黒面の狐のみ…?

10.散歩道

 FMシアター

松嶋 チエ

52分

NHK厚生文化事業団

散歩で出会うだけの人との繋がりを、コミカルかつ温かみのあるドラマとして描く。本ラジオドラマの原作は、
NHK厚生文化事業団「銀の雫文芸賞」2016最優秀作品。

11.天国のベル

 ラジオ文芸館

石田 衣良

 42分

NHK厚生文化事業団

ある朝、突然耳が聞こえなくなった息子。母親の尚美は、病院で心因性の難聴であること、そしてなぜか
「電話のベル」の音だけは聞こえるということを知る。

12.時計の傷

 ラジオ文芸館

伊集院 静

 42分

NHK厚生文化事業団

小山隆三・勢津は結婚して55年、社会人となった孫の成長を楽しみにしている平凡な老夫婦だ。
2人には順調に育った1人息子の英幸がいた。その英幸が交通事故で急死し遺された男児を養子として育てながら、
隆三自身も勤め先の不祥事・同僚の自殺など、様々な困難にぶつかる。
隆三は、自分が若い時イギリスで買った腕時計を晩年孫にプレゼントするが、その腕時計には同僚の葬儀でついた傷が残っていた…。

13.煮こごり

 ラジオ文芸館

井上 荒野

 42分

NHK厚生文化事業団

晴子は鵜飼光一と穏やかな愛人関係にあった。その関係は31年に及ぶ。ある日突然、鵜飼がトラに噛み殺された。
晴子は、それまで知ることを封印してきた彼の私生活を探り、死の真相を探る。

14.ふたりの娘

 FMシアター

新井 まさみ

 52分

NHK厚生文化事業団

京都に住むアイコのところにいきなり東京から見知らぬ女子高生・香澄が訪ねてくる。亡くなった親の骨を届けに来たという彼女。
二人は、不倫関係にある男女双方の娘であった。不倫を一途な愛と讃える香澄に戸惑うアイコだが、共に行動するうちに父親への葛藤、自身の恋愛観に変化が生じる…。  
関西と関東の同世代の二人の少女。その対照的な会話と揺れ動く心情を、京都を舞台に鮮やかに描いた、第36回BKラジオドラマ脚本コンクール最優秀賞作品のドラマ化。本ラジオドラマは、平成28年度(第71回)芸術祭優秀賞。

15.ほかの誰でもないアヤコ

 FMシアター

鈴江 敏郎

 52分

NHK厚生文化事業団

雨の日、女友だち栄子に「傘を届けてよ」と頼まれたアヤコは、駅前の階段で足をすべらせ頭を強打、気がついたらお花畑にいた。
死神の使いから、「今までの人生でこんないいことしたって説明できないと、あの世に連れて行きます。制限時間は45分」と言われる。
果たして自分に生きる値打ちがあったのだろうか?ダメ女アヤコは、30年の我が身のエピソードを振り返り、必死で生き残るための希望を探すのだった。本ラジオドラマは、平成28年度(第71回)芸術祭優秀賞。

16.むかし語りへのいざない 〜宇治拾遺物語〜

伊東 玉美解説

 38時間3分

NHK厚生文化事業団

本番組は、作品の一部を朗読した後、その部分の解説が入ります。朗読→解説→朗読→解説・・・を繰り返しながら全文を読み進めていくものです。
※2016/4/9〜2017/4/1まで全51回放送された番組を1枚のCDに収録。

 

 

【マルチメディアデイジー図書】

書名

著者名

時間

製作

児童

1.そらいろ男爵

ジル・ボム文

中島 さおり訳

 19分

日本ライトハウス

鳥が飛ぶ青い空と、読書をこよなく愛した男が、爆弾のかわりに投げたものは…。
二頭身でちょびひげという、とぼけた風貌のそらいろ男爵が、ユニークな方法で国と国との戦いをやめさせたお話。


総記

2.図書館のアクセシビリティ −「合理的配慮」の提供へ向けて−

野口 武悟

植村 八潮

 12時間10分

日本点字図書館

図書館を含む国公立機関に障害者への合理的配慮の提供が義務化された。図書館のアクセシビリティをより高めていくための
考え方や具体例を紹介する。本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。

3.ひとが優しい博物館

−ユニバーサル・ミュージアムの新展開−

広瀬 浩二郎

 10時間38分

日本点字図書館

幅広い分野の専門家が「ひとが優しい」をキーワードに、誰もが楽しめる博物館「ユニバーサル・ミュージアム」の動向を紹介し、
今後のユニバーサル社会のあり方を展望する。本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。


哲学

4.思考の整理学

外山 滋比古

 8時間16分

日本ライトハウス

朝飯前の時間が大切、忘却の効用、収斂的思考と拡散的読書…。アイディアを軽やかに離陸させ、
思考をのびのびと飛行させる方法を、広い視野とシャープな論理で知られる著者が明快に提示する。読みやすいワイド版。

5.成功と失敗

ブリジット・ラベ

ミシェル・ピュエシュ

 1時間13分

日本ライトハウス

おやつを食べるように気軽に楽しく、哲学にふれてみませんか? 身近な例をとりあげ、「成功」「失敗」ってなんなのかを考えます。
すぐに答えの出る問いではないけれど、今だからこそ考えたいテーマばかりです。

6.わたしが正義について語るなら

やなせ たかし

 3時間32分

日本ライトハウス

正義を生きるのは大変だけれども、その中で僕たちが目指すべき正義とは…。
やなせたかしが、アンパンマンや、たくさんのキャラクターを書く中で考えてきたことを語る。


社会科学

7.ビジネス会話力検定公式テキスト

石井 典子

 4時間5分

日本ライトハウス

2010年2月創設のビジネス会話力検定に対応する初めての公式テキスト。会話例と練習問題を掲載。書き込み式。


自然科学

8.はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候 3

―秋 菊花開く―

根本 浩著

小林 絵里子絵

 1時間55分

日本ライトハウス

日本の季節を感じる目安となった「二十四節気」をさらに三つずつに分けたものが、わかりやすい言葉で四季の移ろいを表した「七十二候」です。
3は、秋の七十二候を取り上げ、季節の楽しみを紹介します。


芸術

9.長谷川等伯

―新潮日本美術文庫 4―

長谷川等伯画

黒田 泰三著

2時間19分

日本点字図書館

桃山時代を代表する画家・長谷川等伯。日本の水墨画を確立した彼の作品と、その画業を解説する。
本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。

10.松本竣介

―新潮日本美術文庫 45―

松本竣介画

浅野 徹著

2時間4分

日本点字図書館

昭和期に活躍した洋画家・松本竣介。彼の作品と、その画業を解説する。本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。

11.デューラー

―新潮美術文庫 6―

デューラー画

千足 伸行著

1時間52分

日本点字図書館

ドイツのルネサンス期を代表する画家、デューラーの作品と、その画業を解説する。本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。

12.モロー

―新潮美術文庫 35―

モロー画

竹本 忠雄著

1時間56分

日本点字図書館

フランスの象徴主義の先駆的画家、モローの作品と、その画業を解説する。本文テキスト、画像も収録したマルチメディアデイジー。

 

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