新入図書だより

 

【点字図書】

書名

著者名

巻数

製作

歴 史

1.あの戦争になぜ負けたのか

半藤 一利

佐賀県立点字図書館

小島 肇

「対米戦争の目的は何だったのか」「陸軍エリートはどこで間違えた」等、戦後60余年、「あの戦争」に改めて向き合った6人の論客が、参戦から敗戦までの疑問を徹底的に掘り下げる。

2. わが人生を語る 保利耕輔回顧録

保利 耕輔

佐賀県立点字図書館

江越 美智子

吉田茂首相の懐刀で、衆院議長や自民党幹事長などを務めた保利茂氏の急逝に伴い、地盤を受け継いだ長男、元衆院議員保利耕輔氏(83)の回顧録。「マスコミ嫌い、記者泣かせ」の側面を持ち、マスコミにはあまり多くを語らなかった。

自然科学

3. 家に帰ろう

-在宅緩和ケア医が見た旅立つ命の奇跡-

万田 緑平

佐賀県立点字図書館

松枝 トシエ

過酷な延命治療を経て、病院で死を迎えるのではなく亡くなるぎりぎりまで、自宅で自分の望むように過ごしたい。在宅死の現場に寄り添う医師が記す、在宅緩和ケアを選んだ人たちやその家族の記録。

技術・工学

4. 手のひらから

中原 恵子

佐賀県立点字図書館

小松 三和子

左頬に癌ができ、抗がん剤と放射線治療を始めた夫。時に、苦しさを妻にぶつける。一番辛いのは本人と分かってはいても、やり切れぬ思いをする。ともに戦った5年間の妻の想いを綴る。

芸術・美術

5. わが愛しの芸人たち

吉川 潮

佐賀県立点字図書館

吉田 克子

立川談志、ビートたけし、横山やすしなど、落語、漫才、コメディ他全ジャンルから、演芸評論家である著者が放送作家時代から追いかけた、総勢40余人への思い入れの総決算。

言語

6.日本人が忘れてしまった日本語の謎

-「こんにちは」は「こんにちわ」ではダメなのか?-

山口 謡司

佐賀県立点字図書館

小島 肇

どうして日本語には3種類の文字があるのか? どうしてひとつの意味を表す言葉がたくさんあるのか? なぜ外来語を簡単に取り入れてしまうのか? 日本語の謎を解き明かす。

文 学

7.鬼隼人

―剣客同心―

鳥羽 亮

佐賀県立点字図書館

井田 カズヱ

日本橋の呉服問屋・辰巳屋が賊に襲われ、一家全員が斬り殺された。八丁堀の鬼と恐れられる南御番所隠密廻り同心・長月隼人は、その残忍な手口を耳にし、五年前江戸を震え上がらせた盗賊の名を思い起こす。

8.小春日和

谷本 美弥子

佐賀県立点字図書館

中島 のぞみ

「母は私を愛していない」 愛情を与えられない娘をもつ母(生みの親)。そして、愛したいのに娘のいない義母(育ての親)。3人の女性が繰り広げる愛情の「方向」を描く。

9.桃色仮面  (官能小説)

八神 淳一

佐賀県立点字図書館

内川 美和子

普段はおとなしめな性格の優希は、仕事はできるがセクハラ常習犯の部長にうんざりしていた。新人時代には酒席で豊満な胸を揉まれたことも。

 

【デイジー図書】

書名

著者名

時間

製作

総 記

1.   略奪した文化

-戦争と図書-

松本 剛

13時間37

日本ライトハウス

 

戦争中、日本は中国やアジアから膨大な図書を奪い、日本に持ち帰った。中国の人々は、図書館を奥地へと移動させ、命を懸けてこれを守ろうとした。知られざる文化の略奪史を多くの資料から明らかにする。

哲 学

2.明るく死ぬための哲学

中島 義道

6時間3

佐賀県立点字図書館

池田 久子

いつまでも働けるふりをするのはやめよう、孫の顔を見て満足するふりをするのもやめよう…。「死」とは「無」なのか「永遠」か。「死」を探究して50年。古稀を迎えたカント哲学者の著者が、明るく死ぬための哲学を綴る。

歴 史

3.愛国とノーサイド

-松任谷家と頭山家-

延江 浩

12時間52

日本ライトハウス

日本の右翼運動の一大源流を作った頭山満。その孫・尋子と結婚した農林省高級官僚の松任谷健太郎。頭山家の尊皇精神と、松任谷家のプロデュース能力。両家をめぐる魅惑的な才人たちと、そのハイブリッドな軌跡を描く。

社会科学

4.女たちのサバイバル作戦

上野 千鶴子

12時間38

佐賀県立点字図書館

藤瀬 栄子

自由を手に職場進出した女たち。なのに、総合職も一般職も派遣社員もつらいのはなぜか。そこにはネオリベ改革の影があった。女性たちの変化を見つめてきた著者が、何が問題なのか、どうすればよいのかを分析する。

5.全員死刑

-大牟田4人殺害事件「死刑囚」獄中手記-

鈴木 智彦

6時間3

佐賀県立点字図書館

西川 澄子

2004年に発生した連続殺害事件。親子4人がそろって死刑判決を受けるという、犯罪史上に類を見ない“殺人ヤクザ一家”の次男・北村孝紘被告が獄中で綴った手記を通して、社会の歪みと暴力が生んだ凶悪事件の真相に迫る。

6.密着最高裁のしごと

-野暮で真摯な事件簿-

川名 壮志

6時間4

日本ライトハウス

司法の顔は見えにくい。でも、実は最高裁は面白い。夫婦別姓はなぜダメなのか? 裁判員裁判で市民が出した結論は無意味? きわどい判断で注目を集めた訴訟を追い、現役記者が最高裁の知られざる「しくみ」を解き明かす。

7.夫の定年

-「人生の長い午後」を夫婦でどう生きる?-

グループわいふ

佐藤 ゆかり

5時間15

日本ライトハウス

 

男も女も真の意味で「幸せな定年後」を手に入れるためには一体何が必要なのか。5組の夫婦のインタビューを通じて、定年を迎えた人生の後半に、より良い夫婦関係を築く秘訣を紹介する。

自然科学

8.となりの生物多様性

-医・食・住からベンチャーまで-

宮下 直

4時間50

日本ライトハウス

 

「生物多様性」をキーワードに日常と深く関わるテーマを取りあげ、生物の面白さや奥深さを伝える。

9.貧血大国・日本

-放置されてきた国民病の原因と対策-

山本 佳奈

7時間45

日本ライトハウス

 

「貧血大国」である日本。女性の社会進出や出産の高齢化が進むなか、貧血の問題を放置すると、今後どのようなことが起こるのか。世間であまり認知されていない貧血の実態や危険性、対処法などをわかりやすく解説する。

文 学

10.私のつづりかた

小沢 信男

5時間20

佐賀県立点字図書館

冨永 佳代子

遠足、軍楽隊パレード、花火、デパートへのお出かけ、銀座の町並み…。1935年、銀座・泰明小学校の2年生だったオザワノブヲ少年が書いた作文の数々が呼び起こす、愛すべき記憶の風景。

 

 

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