新入図書だより

 

 ※貸出期限は4週間です。新刊は貸出希望が集中しますので、お早めにご返却お願いします。

 

点字図書

  書名・著者名・巻数・製作館・内容の順にご紹介します。製作館名のない点訳者名のみの図書は、当センターが製作した図書です。

 

今号のご紹介は、22タイトルです。

 

総記

1.人生の教養を高める読書法  武田鉄矢著  全3巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 「脳は、なぜあなたをだますのか」「AIが神になる日」「誤解学」など、武田鉄矢が気に入った本、特にビジネスマンの生き方にプラスになる本を中心に、詳しく紹介する。ラジオ文化放送「武田鉄矢今朝の三枚おろし」を書籍化。

 

歴史

2.関釜裁判がめざしたもの −韓国のおばあさんたちに寄り添ってー  花房俊雄・花房恵美子著  全5巻  高橋菜穂子寄贈

 1992年に提訴された元慰安婦と女子勤労挺身隊被害者が原告となった「釜山従軍慰安婦・女子勤労挺身隊公式謝罪等請求事件」、通称「関釜裁判」。その支援と立法運動へと奔走した夫婦の28年間と原告たちとの交流の記録。

 

3.非行少年、議員になる。  川島大紀著  全3巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 児童自立支援施設1回、少年鑑別所5回、中等少年院2回、特別少年院1回…。さんざん非行に走った街で、私は議員になった。元非行少年が、起業し、町議会議員になるまでを描いたノンフィクション。

 

4.毎日、ふと思う 17 帆帆子の日記 育児の合間に、宇宙とつながる  浅見帆帆子著  全4巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 変化に応じて、自分をバージョンアップさせよう! 前向きな明るい気持ちで日々を過ごしている著者の様子を綴った日記シリーズ第17弾。2017年1月1日から12月31日までの日記を収録。

 

5.アフリカ人学長、京都修行中  ウスビ・サコ著  全3巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 「一見さんお断り」はサービス精神の裏返し! 「遠回しなモノ言い」は「よそさん」への気づかい? “いけずな町”京都に飛び込み、アフリカ系としては初めて日本の大学の学長となった著者が、悪戦苦闘の30年を綴る。

 

社会科学

6.特別支援学校幼稚部教育要領 小学部・中学部学習指導要領  −平成29年4月告示―  文部科学省著  全6巻  日本点字図書館

 平成29年4月に告示された、特別支援学校の幼稚部の教育要領、小学部・中学部の学習指導要領を収録。

 

7.公営住宅法   1巻  総務省e−Gov法令検索  日本点字図書館

 低額所得者の住生活の安定に資するため、公営住宅の増加とその運営の適正を図る法律。令和2年6月12日改正。

 

8.聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律 ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律 他  全1巻  総務省e−Gov法令検索  日本点字図書館

 令和2年6月12日公布の「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律」など、全3法令を収録。

 

9.母子及び父子並びに寡婦福祉法  全1巻  総務省e−Gov法令検索  日本点字図書館

 母子家庭等及び寡婦に対し、生活の安定と向上のために必要な措置を講じ、母子家庭等及び寡婦の福祉を図ることを目的とした法律。令和2年6月10日改正。

 

10.マンションの管理の適正化の推進に関する法律  全1巻  総務省e−Gov法令検索  日本点字図書館

 マンションの管理の適正化を推進することにより、良好な居住環境の確保を図り、国民生活の安定向上等に寄与することを目的とした法律。令和2年6月24日改正。

 

自然科学

11.わたしで最後にして −ナチスの障害者虐殺と優生思想―  藤井克徳著  全2巻  日本点字図書館

 「強い人だけが残り、劣る人や弱い人はいなくてもいい」という優生思想の恐ろしさを史実をもとに説明し、優生思想と障害者差別に向き合う上での大切な事柄を紹介。

 

12.絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話 −「寝る・食う・動く」を整える  若林理砂著  全2巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 寝る時間は死守する、食事の半分は野菜を食べる、運動はラジオ体操だけでいい…。人気鍼灸師が、日常生活の基本である「寝る・食う・動く」にポイントをおき、誰でもほんのちょっと気をつければ実践できる養生法を紹介。

 

技術・工学

13.みんなでミートクッキング 5  すこやか食生活協会製作  全1巻  すこやか食生活協会

 牛肉、豚肉を使った料理16品のレシピを紹介。カード1枚ごとに料理1品の材料と作り方を説明。点字・大活字併記。音声コード付き。

 

14.基本の料理のアレンジレシピ(上) すこやか食生活協会製作 全1巻  すこやか食生活協会

 基本料理6品(肉じゃが・豚の生姜焼き・チキンソテー・さばの味噌煮・ハンバーグ・肉豆腐)とアレンジ料理12品合計18品のレシピを紹介しています。点字・大活字併記。音声コード付き。

 

15.基本の料理のアレンジレシピ(下) すこやか食生活協会製作 全1巻  すこやか食生活協会

 基本料理6品(オムレツ・餃子・ポテトサラダ・グリーンサラダ・きんぴらごぼう・ほうれん草のお浸し)とアレンジ料理12品合計18品のレシピを紹介しています。点字・大活字併記。音声コード付き。

 

芸術・美術

16.今日の風、なに色?CDブック  辻井伸行ピアノ、辻井いつ子文  全1巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 「今日の風、なに色?」「英雄ポロネーズ」「ハンガリー狂詩曲第2番」…。辻井伸行が演奏した曲から10曲を選びCDに収録し、それぞれの曲にまつわるエピソードを、母・いつ子がエッセイにして紹介する。付属資料:録音ディスク1枚。

 

17.歌うように伝えたい ー人生を中断した私の再生と希望―  塩見三省著  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 2014年3月、救急車で病院に運ばれた。病名は脳出血。左半身が麻痺して大きな障害が手足に残った。塩見三省が、闘病、リハビリ、亡くなった人たちへの思い、そして俳優としての復活について綴る。

 

文学

18.玉響物語 −乙女のための万葉集講義−  福田玲子著  全3巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 一人の乙女をめぐる〈妻争い伝説〉として知られる、美少女菟原娘子の伝説を瑞々しい筆致で描き起こし、新たな解釈と発見を加える。いにしえの物語に生命を吹き込む、新しい時代の万葉集読本。

 

19.シンジケート 新装版  穂村弘著  全1巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 「風の夜初めて火をみる猫の目の君がかぶりを振る十二月」 水滴が雪になるようにことばが結晶化して歌になる。そんなピカピカの恋を詠んだ、現代短歌を代表する穂村弘のデビュー歌集。本体は背表紙なし糸綴じ。

 

20.おいしいベランダ。[9]  あの家に行くまでの9ケ月  竹岡葉月著  全3巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 葉二は仕事のため神戸に、まもりは大学卒業まで関東で暮らす遠距離恋愛になった2人。急ピッチで結婚式準備や卒論、就職準備をするまもりは大わらわ。けれど、神戸で過ごす葉二にはその焦りや悩みは上手く伝わらず…。

 

21.秘剣、柳生斬り ―ご落胤若さま武芸帖 [3]―  中岡潤一郎著  全4巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳  

 柳生十兵衛のご落胤、乾剣之進は気ままな浪人暮らしをしていたがある日、仇相手を探す母子の助太刀を頼まれる。仇相手が尾張徳川家の家臣だったことから、剣之進は江戸柳生と尾張柳生の抗争に巻き込まれてしまう。

 

22. そのときはそのとき 楽老抄4  田辺聖子著  全3巻  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター点訳

 浪花文化、男のイイ顔、明治女の剛腹、父の掌、宝塚観劇、源氏物語の魅力…。歳を重ねるほどにオトナ文化の妙味を発見し、人生を楽しくする秘訣はなにか。老いも死も飄飄と包み込む、ユーモアと温かさに満ちた名エッセイ。

 

 

デイジー図書

書名・著者名・時間・製作館・内容の順にご紹介します。製作館名のない音訳者名のみの図書は、当センターが製作した図書です。

 

今号のご紹介は、23タイトルです。

 

哲学

1.キケロー(人間と思想173)  角田幸彦著  13時間59分  日本点字図書館

 ギリシャ哲学をヨーロッパ中世へ伝えた、ローマの哲学者キケロー。彼の生涯と思想を述べることを通して、キケローの現代的意義を見出す。

 

2.人生、降りた方がいいことがいっぱいある  清水克彦著  4時間7分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

  競争社会、お金やモノへの執着、常識的な生き方、いい人、無駄な人づき合いから降りるだけ。人生後半、自分をすり減らすような毎日から抜け出し、ラクで豊かになる生き方を伝える。

 

社会科学

3.ロヒンギャ 差別の深層  宇田有三著  13時間34分  日本ライトハウス情報文化センター

 なぜ、100万人を超えるロヒンギャの人びとがミャンマーから逃れたのか? ミャンマー社会に見え隠れする差別の実態とは? 軍政時代から同国を見続けてきたフォトジャーナリストによる、“難民問題”の解説書。

 

4.佐賀の民話 第2集  宮地武彦編  4時間53分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 「年中行事由来」「蛇女房」…。佐賀に古くから伝わる民話を鳥栖・三養基地方、神埼地方、佐賀地方、小城・多久地方、東松浦地方、白石・有明・太良地方、唐津・伊万里地方に分けて収録する。

 

自然科学

5.イモムシの教科書  安田守著  9時間  日本ライトハウス情報文化センター

 なぜか気になる身近な生きもの、イモムシ。イモにつくからイモムシ? チョウとガは同じ? どうすれば見つけられる? そんな謎や疑問に、生きもの写真家の著者が写真と実例で答えます。イモムシのことならなんでもわかる本。

 

6.病人と看病人  野口晴哉著  6時間51分  日本ライトハウス情報文化センター

 「病気を看る看病人は最も良く、病人をみる看病人は次に良く、病人に見られようとする看病人は全く価値がない」病気になった時の心の状態や、看病する立場になった時の心の状態が、理屈では割り切れないメカニズムによって動くことがわかる、人間の潜在意識を探求した本。

 

7.ボケ日和 −わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?―  長谷川嘉哉著  4時間38分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 人生100年世代、誰もが避けられない道。認知症専門医が、認知症の進行具合を春・夏・秋・冬の4段階に分けて、そのとき何が起こるのか、どうすれば良いのかを、多数の患者のエピソードを交えて紹介する。

 

技術・工学

8.ひらけ!オフグリッド ー電線切ったら、楽しい暮らしが待っていたー  サトウチカ著  6時間44分  日本ライトハウス情報文化センター

 電力会社との契約を「オフ」して、たった8枚の太陽光パネルだけで100%電力自給を実現。家庭で使う電気くらいであれば十分まかなえることを実証した、オフグリッド生活を紹介する。ソーラークッキングレシピも掲載。

 

9.物流危機は終わらない −暮らしを支える労働のゆくえー  首藤若菜著  9時間5分  日本ライトハウス情報文化センター

 ネットで注文した商品が、送料無料で翌日配達される。だが、その荷物を運ぶドライバーは、過酷な労働を強いられている−。私たちの暮らしや経済を支える物流。それを維持するためのコストは誰が負担すべきなのかを考える。

 

芸術・美術

10.ベルイマン(人間と思想166) 小松弘著  7時間15分 日本点字図書館

 スウェーデンの芸術家・ベルイマンにとって、映画は自分自身を照らし出すものだった。彼の映画全作品を鳥瞰しながら、その思想と作品世界を紹介する。

 

11.スポーツ立国論 −日本人だけが知らない「経済、人材、健康」すべてを強くする戦略―  安田秀一著  9時間27分 日本ライトハウス情報文化センター

 スポーツが国を強くする! スポーツがもたらすさまざまな効能について解説し、主に経済的側面における欧米での事例をもとに「我が国をどのようにアクティベートするか」というアイデアや提言の数々を記す。

 

12.勝負魂  古賀稔彦著  8時間5分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 小さな身体で大男を投げ飛ばした「平成の三四郎」古賀稔彦。何度も引退をささやかれながら、現役を続行。常に前向きな姿勢を崩さなかった天才柔道家が綴る勝利の哲学。息子と娘、兄、恩師らの惜別の言葉を加えた新装復刻版。

 

13. 藤井聡太の軌跡  ―400年に1人の天才はいかにして生まれたかー 鈴木宏彦著  3時間58分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 生まれもっての驚異的な集中力、運命を変えたふみもと子供将棋教室、伝説の岡崎将棋まつり、日本中を沸かせた29連勝、数々の偶然と奇跡的な出会い…。身近にいた観戦記者が綴る、藤井聡太の成長の記録。

 

文学

14. 三島由紀夫(人間と思想197)  熊野純彦著  10時間29  日本点字図書館

 多くの作品を遺して壮絶な最期を遂げた三島由紀夫。主要作品の系列を読みなおし、その政治的行動の背後にある彼の生と思考の軌跡を明らかにする。

 

15. 織田一の男、丹羽長秀  佐々木功著  10時間  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 信長の友にして、誰よりも織田家に尽くした仁将、丹羽長秀。その右筆・太田牛一は、長秀の記を秘かに残そうとする。本能寺の変で長秀は、ある秘策を立てていた…。「信長公記」を編纂した右筆の視点で描く歴史絵巻。

 

16. 堕ちたイカロス モダン東京4  藤田宜永著  10時間46分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 誰もが大空に憧れ、飛行機ブームに湧いた昭和九年。アメリカ帰りのモダンボーイ秘密探偵・的矢健太郎は不時着した飛行士を助けたことがある。その飛行士が妻のアパートを訪ねると、そこに見知らぬ人間が死んでいた。殺人容疑者にされた男は無実を晴らす調査を依頼してきた。事件の鍵は死体の横の壊れた模型飛行機にあるとにらんだ的矢は、さっそく扇原飛行機製作会社の周辺を探りはじめた。

 

17.週末陰陽師 とある保険営業のお祓い日報  遠藤遼著  10時間39分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 小笠原真備はお人よしな性格が災いし、中々成績を上げられない生命保険の営業マン。だがその正体は、武蔵野を中心に人知れず悪霊調伏をする稀代の天才陰陽師だった。平日の営業訪問で霊的に問題がある家を見つけ、週末に姉弟子の御子神ゆかりと共に悪霊調伏をしている。ある日の飛び込み営業中、真備は豪邸に住む清楚な女子大生・二条桜子と出会う。保険に興味を持った桜子は真備の話を熱心に聞き、訪問先の紹介までしてくれるが、どれも悪霊絡みの「週末案件」な家ばかりで―!?

 

18. 桃花香の女 −書下し武侠小説― かげろう医者純真剣  瀬川貴一郎著  8時間28分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 殺しの企てを盗み聞いた浩太郎は、間一髪、狙われた元御家人の立木を救い出したものの、怒り心頭の本人を目の前にして狼狽えていた。胃の腑が悪く、助かる見込みのない立木は、愛妻に迷惑をかけたくない一心で、破落戸どもに、仕事を頼んだという。その数日後、立木が再び願いを乞うたのは、なんと小間物屋のお遼!?闇医者の自分とはまるで逆の裏稼業に手を染めているお遼に、浩太郎の心中は。

 

19. ジェイムズ・ジョイス(人間と思想194)  金田法子著  6時間37分  日本点字図書館

 20世紀の最も重要な小説家とも言われるアイルランドの作家ジェイムズ・ジョイス。様々な困難と戦いながら生きた彼の生涯を辿り、その思想の背景を探る。

 

20.砂の城 新装版  メアリ・ラヴィン著・中村妙子訳  5時間35分  佐賀県立視覚障害者情報・交流センター音訳

 アイルランドの田園と海と町を背景に、あるときは軽快に、あるときは余韻豊かに、人生の定めなさを、耐えがたい喪失の痛みを、そして、人の心の奥底にそっと封じられた慟哭を描く。短編小説7篇を収録。

 

21. ヘルダリーン(人間と思想171)  小磯仁著  9時間55分  日本点字図書館

 18世紀後半から19世紀前半にかけて詩作を行なうも、同時代から理解されたとは言い難いドイツの詩人ヘルダリーン。彼の生涯を詩作品とともに解説する。

 

22. アンデルセン(人間と思想190)  安達忠夫著  7時間24分  日本点字図書館

 アンデルセンの文学は、人間が抱える矛盾や葛藤を洞察し、平明な言葉と鮮烈なイメージで語ってくれる。生涯と作品の両面から、彼の文学の神髄に迫る。

 

23. ミュッセ(人間と思想170)  野内良三著  6時間40分  日本点字図書館

 フランス・ロマン派詩人の一人であり、華麗な女性遍歴に彩られた生涯を送ったミュッセ。青春と恋愛の哀歓を歌い上げた名作を残した彼の真の姿を描く。

 



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